2017年9月に、「復活賞でどん兵衛いただいたので年内にもう1回復活します」と言ったっきり、しばらく休載に入っていたハンターハンター。
年内復活は叶いませんでしたが、今回うれしい再開となりました!
ハンターハンターは現在、暗黒大陸へ向かうB・W号の船内で、次期カキン国王を決める継承戦の真っ最中。
ワブル王子たちを守るため、戦いを膠着状態にさせようと目論むクラピカは、他の王子の従者たちを集め、念の指南を行うことに。
ところが、集まった従者の中に、クラピカの邪魔をしようとする暗殺者が紛れており、「11人いる(サイレントマジョリティー)」という念能力で、早速一人が殺されてしまいました。
暗殺者は誰なのか、そして、クラピカたちの運命はどうなるのか――。
それでは、371話のネタバレと考察にいきたいと思います。
目次
『ハンターハンター』371話!のネタバレ
それでは『ハンターハンター』371話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
「11人いる(サイレントマジョリティー)」の犯人は誰?
密室にいたのは、25人。
第1皇子からバビマイナとヒュリコフ。
第3皇子から、スラッカ(第2皇子私設兵)、ハシトウ、サカタ、そしてテンフトリ。
第4皇子からミュハンとダンジン。
第5皇子からマオールとロンギ。
第7皇子からサトビ。
第8皇子からムシャホ。
第9皇子からシェジュールとユヒライ。
第10皇子からロベリーとユウリ。
第11皇子からイラルディアとラジオラス。
第13皇子からベレレインテとバリゲン(死亡)。
そして、味方側のワブル王子、オイト王妃、シマヌ、ビル、クラピカです。
バリゲンが死亡する前に、「サイレントマジョリティー」の黒ぼっこを視て騒いでしまったロベリーが真っ先に疑われ、ロベリーと第6王妃の提訴・拘束を要請しましたが、第1層最高裁判官クレアパトロは72時間の監視聴取に留めました。
死人が出たため、武器の使用を要請する従者たち。
しかし、クラピカは認めません。
従者たちがこのまま念の修行を続けるか検討している合間に、クラピカとビルはシマヌにダウジングで詰問し、犯人ではないことを特定します。
クラピカは同様にビルにも詰問をしていたようなので、これで犯人が味方側にいる、という確率が消えました。
369話、370話の犯人の回想では、ヒュリコフとミュハンを馬鹿にしている様子がうかがえ、また、犯人の第1人称が「オレ」なことから、女性であるロベリー、ユウリ、イラルディア、ラジオラス、そしてオネエ口調のベレレインテも違うといえるでしょう。
これで犯人が12人にまで絞り込めましたね。
継承戦の抜け道発見か?最初に離脱するのは誰だ!
シマヌはクラピカに、ワブル王子の念獣という可能性はないか、と問いただしますが、クラピカはこれを否定します。
クラピカによると、王子たちの念獣はすべて儀式によって生まれた寄生型で、普通の人間には視えないが、今回バリゲンを襲った蛇のような念獣はその場の全員が目撃できたため、具現化系の念能力である、とのこと。
視えるよりは、視えないほうが戦闘で有利に決まっていますから、今回の視えない寄生型というのは、「普通の人には視えない状態」に多くのエネルギーを使ってしまい、術者はそのために別のリスクを負う必要があるのです。
特に今回の継承戦では、14人の王子に違う見えない念獣を寄生させるという莫大な規模で行われているため、それなりの制約と誓約が課されているとクラピカは考えました。
そこで、クラピカは気付きます。
「そうか…もしかしたら…継承戦から誰か一人でも離脱することが出来れば……制約と誓約が崩れ全員の念獣が消えるかも…!?」
つまり、もしワブル王子か他の誰かが継承戦から抜け出せれば、念獣が消え、この血肉の争いに終止符を打てるかもしれないとクラピカは考えたのです。
クラピカは完全にワブルとオイト王妃の状況に心を打たれ、何とかしようと一生懸命考えているようですね。
ただ、この密室の継承戦から抜け出すすべは、果たしてあるのでしょうか…?
クラピカ先生による簡単念指導開始!
さて、一人死人が出ながらも、誰も棄権することなく、クラピカによる念の指導が始まります。
まず、左右の手を繋ぐことで念を覚える際の傾向を分けたクラピカ。
祈り型は目を閉じて水をすくうイメージで、握手型は輪になって時計回りにオーラを流していくイメージ、そして片手主導型は空中で綿菓子を作るイメージ。
既に念を習得しているヒュリコフとベレレインテは、グループのオーラの流れをチェックする助手を任されました。
クラピカ、完全に先生と化しています。
まだ念を覚えて1,2年とは思えないくらい、ベテランの様相を見せていますね。
こんな、念を覚える際の傾向分析なんて、誰から教わったんでしょう…。
クラピカ先生の元なら、本当に2週間で全員簡単に念を覚えられる気がしてきました。
ついに幻影旅団再登場!旅団VSヒソカ、遂に始まるか?
ところ変わって、5層大食堂連絡通路。
マフィアが取り仕切る食堂への通路にやってきたのは、なんと幻影旅団のノブナガ、フェイタン、フィンクス、フランクリンでした!
5層で死んだような目ををしたクロロが目撃されて以来、幻影旅団は既にヒソカにやられてしまったのではないか!?という説が有力になっていましたが、とうとう4人久しぶりに登場しましたね!
4人はチンピラマフィアを締め上げて、新大陸で縄張りを決めるために乗り込んでいるカキン系の3大マフィアの情報を聞き出します。
第3皇子がケツモチするシュウ=ウ一家。
第4皇子がケツモチするエイ=イ一家。
第7皇子がケツモチするシャ=ア一家。
3つ合わせると集英社になっています。
マフィアの名前を漫画に出すときは、問題が起きないようにこういう風にするというルールがあるんでしょうね。
さて、この幻影旅団がなぜマフィアから情報を集めているかというと、どうやら目的が2つあるようです。
1つ目は金とお宝。
そしてもう1つは、もちろんヒソカを見つけ出して殺すこと。
フィンクスはチンピラに、「身長が190以上あるヤツ見つけて全員の部屋番控えて教えろ」と命じ、かなり怒り狂っているご様子。
所変わって、クロロとマチも登場。
「ヒソカは…あたしが殺す」というマチに対し、「早い者勝ちだ 見つけた者が殺る」と答えるクロロ。
クロロは「今回は全員が自ら殺りたがってる 無論オレも含めてな………!」とヒソカを先に見つけ、見つけた者が殺すことを提案しました。
幻影旅団全員VSヒソカの幕が開けられた、ということですね。
12子んVSビヨンド・ネテロ、継承戦に加え、幻影旅団VSヒソカも絡んできて、見所が満載です!!
カキン国王の真の目的は?カキン大樹とは何なのか!
場面は変わり、モモゼの死体を見つめるナスビ・ホイコーロー国王。
モモゼ皇子は、念でプログラムされているような部屋に円に置かれた14のカプセルの中の一つに入れられていました。
ナスビ国王は、このカプセルを見つめながら「娘はカキン大樹の礎となり 生前よりも力強く輝き息づいているホ」と言います。
どうやらこの「カキン大樹」が、今後継承戦のキーワードになるようですね。
第1皇子ベンジャミンも以前「カキンの大樹を守ることをこの場で誓います」と叫んでいました。
果たして、この継承戦、どう決着がつくのでしょうか…。
『ハンターハンター』371話のネタバレまとめ
念指導と暗殺犯人捜し、幻影旅団の動向、マフィア、そしてカキン大樹と、見所満載の回でしたね。
でもやっぱり、今回は既にヒソカによって死んだと思っていた幻影旅団が現れてくれたことが一番のニュースでしたね。
それにしても、3大マフィアまで出てきて、これからもキャラクターが増えそうな予感。
取り残されないように、しっかりと今後も読み込んでいきましょう!

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