嵐に紛れて宝島への着岸に成功したペルセウス。
まずは島の偵察として選抜された千空、ソユーズ、ゲン、コハクの4人が上陸します。
そのころ、船内に残った羽京は海底にある謎の物体をキャッチ。
銀狼が探索として海に潜ると目にしたのは多くの石化像でした。
宝島の住人は石化光線の後から人が住み着いたはずなのに何故?
時系列が合わないと不安がよぎる羽京。
同じころ甲板にいた龍水も島から怪しい視線を感じます。
何か光を感じたコハク。
ペルセウスと連絡が取れないために高台からソユーズやゲンが双眼鏡で覗くとそこには信じられない光景が。
何とペルセウスの甲板にいた乗員が全員石化しているではありませんか!
「あぁああああぁああ!!」
絶叫する二人。
しかしスイカだけは石化直前に龍水が船から蹴飛ばして難を逃れたようです。
先行して島を探索する千空とコハクは人が破棄したと思われる貝殻を発見します。
ここから科学で住民を探し当てるという千空。
宝島編の本格的なスタートです。
Dr.STONE104話のネタバレ
それでは令和最初のDr.STONE第104話『Z=104 科捜研の男たち』の要点をまとめてみます。
正確には男3人女1人ですがコハクの扱いが・・・。
もう完全にメスゴリラ=男の認識とは(涙)
センターカラーは千空とゲンのツーショットです。
ゲンのシルクハットに千空のホームズスタイルで海の中という、大胆なレイアウトは珍しい青主体の色使い。
綺麗だなぁと眺めているとサンゴ化した石化像が描かれてと中々油断できません。
「潜り込め、真実の深奥へ!!」
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
島内の勢力は二分されて?
ペルセウスの全滅。
偵察隊に走る戦慄。
心臓の鼓動が大きく脈打つ中、ゲンの報告を聞いて今までにない怒りにも似た表情をする千空。
しかし真っ先に飛び出したのはコハクでした。
そんなこともあろうかと脚をロープで縛っておいたナイスなゲン。
慌てて駆けつけたところで石化光線にやられたらゲームオーバーです。
この時ソユーズに浮かんだ赤ん坊の時のトラウマが蘇ります。
「逃げたんだ、人を石化させる何かから」
完全に覚えていなくて謝るソユーズですが、千空にとっては値千金のヒントでした。
つまり宝島には科学王国を全員石化させる敵勢力と、それから逃げようとする味方勢力がいることになります。
これから探そうとする、貝殻を捨てたと思しき島民は生きた貝のみを籠に抱えて何処かに歩いています。
島の状況を知る住民を一人でも味方につけてれば、プラチナがある宝箱を見つけて無限の復活液を作ることができる。
そうなれば船の全員や世界人類も復活させられるとコハクは望みを捨てません。
科学捜査のスタート
捨てられた貝の現場にいる4人。
確かに人がいた痕跡のようにも見えます。
地面には死んだ貝、食べづらい貝ばかり捨てられて、ハエがたかり始めてきました。
これを見て千空はこの貝を捨てた人物を捜すことにします。
その人物は立ち去ってまだ30分とする根拠は頭の上を飛び回るキンバエを見て。
16km圏内の死臭を嗅ぎ取る超絶チート能力を持つキンバエがソッコーで集まる理由は、貝殻は捨てられて10〜20分くらいのはず。
ここからは一歩一歩アホほど地道な科捜研ヒーロータイムが始まります。
「科学が容疑者の居所を教えてくれる・・・!!」
最初はシアノアクリレートを熱して貝に吹き付けます。
司を手術した時に使用した接着剤です。
次にブラックライトを照らすとー。
そこに浮かび上がるのは指紋でした。
千空は指紋を見て中肉中背の女性と推測。
今度はプロファイリングで“メンタル刑事”ことゲンの出番です。
ベテランの年功者のように効率的でない貝の集め方・捨て方から容疑者は『若い女』と仮説を立てるゲン。
今度は歩き方から身長160cmくらいと目星をつけると折れた小枝がありました。
「見〜つけた♬ 若い女性の髪」
思惑通りで口元ニヤリ。
更に捜査は続きます。
証拠品の毛髪を遠心分離器にかけると意味不明なことを言う千空。
一体どうやってと思いきや、ヒモで縛った試験管をゴリラパワーで振り回すコハク。
すると見事に各層に成分が分離しました。
最後はカセキが製作した顕微鏡を使います。
旋盤技術の応用です。
覗いて見つけたのはユリの花粉。
ユリは沿岸には生えないので、内陸の山を生活圏にしているはずです。
コハクは何もないところから追いつめていく科学捜査の凄まじさを実感し、千空とゲンの追跡からは誰一人と逃げられないと思うのでした。
結婚してください!
後はコハクの仕事です。
容疑者の進行ルートを山方向に追跡し・・・どうやら見つけたようです。
静かにと木の上からコハクは注意を送ります。
目の前を歩く女性は、石神村と分家した人最後の生き残った住民たちの一人です。
敵か味方か刀に手をかけて緊張するコハク。
少しでも記憶の思い出そうと懸命なソユーズ。
敵かもしれないと心配するゲン。
どちらにしても接触して情報を聞き出すしかないと千空。
科学の力で辿り着いた人類復活の鍵となる宝島の住人は、黒髪の美しい女性でした。
しかし顔を拝んだその時です。
「僕と」
「俺と」
「私と」
「「「結婚してください!!!」」」
男性3人から同時にプロポーズされ戸惑い気味の謎の美女。
斜め上の展開にさすがの千空も状況が把握できません。
宝島は恋の嵐の予感です。
Dr.STONEネタバレ104-105話のまとめ
衝撃の前回ラストから千空の今までにはない表情。
果たして単に敵に怒っているのか?
それともリーダーとして自分の判断の甘さを悔やんでいるのか?
無言なだけに心の想像を掻き立てられます。
今回タイトルの元ネタは沢口靖子の「科捜研」シリーズでしょうが、話のテンポは海外ドラマの名作「CSI」のような感じでした。
指紋の採取にブラックライトが使われるなど、過去の発明品も無理なく流用しています。
そして残された4人の役割分担が実に巧妙。
ここに元警察官の陽がいたら本職ぶりも見れたのに少し残念。
やはり前回予想したとおり、ソユーズは石化の恐怖から逃げて宝島を脱出したようでした。
それを導入部として、島の支配者に反対する勢力がいると判断する千空の推理力。
そしてメンタル刑事ことゲンの仕事ぶり。
プロファイル力もやはり相当でした。
そしてコハクの人力遠心分離器(笑)
ここに生き延びたスイカがどう絡んでくるのかが楽しみです。
次に宝島の住人について。
ソユーズの記憶が確かならば、彼は赤ん坊の時に石神村に流れてきたので、宝島の石化装置は逆算しても10年以上前には存在していたことになります。
つまり、千空たちが3700年の動けない時の間に別の場所では既に石化装置があったということです。
前回クロムがレーダーを備えた科学王国の優位性を語っていましたが、程なくクルー全員が石化された素早さを鑑みると、実はペルセウスの着岸は既に宝島の支配者には知るところであった可能性が高いです。
そして見つけた見返り美人について。
外見は頭にクレオパトラみたいな装飾品。
地位的に高そうな人にも見えます。
綺麗な黒髪は宇宙船ソユーズの生き残り6人うち誰の子孫になるのかも気になります。
そして最後のコマはまさかの告・白タ〜イム!
とんねるずの某番組を思い出した人は平成ではない昭和世代。
これが本当の平成JUMP?
因みに膝をついて花束を差し出すというベタすぎるポーズの発祥の地はイギリスです。
3700年後も変わらない求愛の仕方。
ひょっとしてこれも「百物語」で伝えられていたとか?
見た感じは敵でなさそうな美人さんですが、屈強な男子が3人もいる状況で千空はいかなる方法でコンタクトを取るのでしょう。
次回接触編?

⇒『Dr.STONE』106話!考察!石化のルールとモテるコハクを・・
⇒『Dr.STONE』105話!ミステリアスな調べはアマリリス?!・・