頭首がいる後宮に選抜されて石化武器を手に入れるため、コハクを美人に仕立てる大改造計画が始まりました。
ドレスはアマリリスから借りて着用。
しかし問題はお淑やかとは程遠いその仕草。
ボロが出ないようにするのは大変そうです。
一方、メイク担当の千空はラボが必要だとして、全員は夜にペルセウスに向かいます。
しかしペルセウスは既に頭首の関係者により占拠されていました。
その中心人物はキリサメと大柄な男性の宰相イバラ。
岸辺に近づき過ぎたコハクはキリサメに発見されてバトルを繰り広げる中、石化していないクルーがいると信じて「ラボだ!!」研究所が必要だと船に向かって叫びます。
樽の中に身を潜めて隠れている銀狼はコハクの訴えを聞きながらも、外に出るべきか出ざるべきか悩んでいるようです。
Dr.STONE108話のネタバレ
それではDr.STONE第108話『Z=108切り札二枚』の要点をまとめてみます。
扉絵はまたしてもセンターカラー。
今回は千空とアマリリスの二人です。
“繋がる3700年の物語“ということで石化前の人類である千空は殻を纏ったデザインにして、石化後の人類であるアマリリスと区別をしているようです。
そして7月5日に放送開始とアニメ化の告知ありで、カウントダウンがいよいよ始まりました。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
生き残りは二人
遡ること数時間前です。
崖からペルセウスを見下ろすのはキリサメです。
人の気配に気付いた龍水は何者だとキリサメに問いかけますが、当然答える様子はありません。
石化武器をロープに括り付けてペルセウスに向かい投擲します。
5年前にアマリリスの仲間を石化した時と同じようです。
問答無用の攻撃に敵であることは違いありません。
ロープは武器を回収するためか飛距離を目視するため。
合わせて投手が大きく距離を取っている。
“手榴弾の類!!”
龍水と羽京は同じに結論に達しました。
羽京が急いで弓矢を放ち謎の武器を掠めますが、黒い閃光が船に向かって降り注いできます。
コォオオオオ
迫り来る光に自分の死は確定と覚悟を決めた龍水は、次の段階としてスイカを救うため船外に蹴飛ばします。
そして石化する最中にありながらも、スイカに「生きろ」と言い、千空たちに船が襲われた事実を伝えるよう託すのでした。
実は石化から免れた人物はもう一人いました。
海中探索のため、船尾近くの海にいた銀狼です。
謎の発光現象を見て慌てて海に潜航します。
“ヘンな光が船も海も突き抜けてくる”
銀狼は観念しますが石化範囲の球体がギリギリで止まりました。
どうやら羽京の弓矢が石化武器の軌道を僅かに上に変えていたようです。
頃合いを見てペルセウスに上がった銀狼は、石化した乗員のいる甲板を彷徨います。
そこには兄である金狼の姿も!
今までの出来事が蘇り涙を流す銀狼。
しかし事態は銀狼が悲しむ時間を与えません。
背後に人の気配を感じた銀狼は、どこか隠れる場所を探し、スイカが密航していた樽を思い出して身を隠します。
GGRな銀狼
ここで話は現在に戻ります。
宰相イバラがペルセウスを絶賛しているシーンからです。
そこに「ラボだ!!」と叫ぶコハクの声が 闇夜に響きます。
銀狼はコハクの声を聞いて樽の隙間から確認すると、樽から姿を現して手を振ります。
一方こちらの岸辺側。
コハクの声に反応する科学王国の生き残りを見つけて期待が沸く千空たち。
しかし望遠鏡を覗いて見えた救世主は、助かったと安堵している能天気な大きな男の顔でした。
“銀狼かぁああああ”
希望が絶望となり、千空、ゲン、コハク、ソユーズは思わず顔を両手で覆ってしまいます。
事情が飲み込めないアマリリスにゲンがカードゲームに例えて説明をします。
今回のラボ奪還作戦であれば、ガチャ的には大樹やマグマはSRクラス、龍水、羽京、フランソワならばSSRランクの強カードみたいなものです。
しかし銀狼の場合はGGR。
ゲス・ゲス・レア。
すぐ逃げてしまうようなゲスレベルでもさらにレアな属性です。
“銀狼かぁああああ”
またもガッカリする科学王国の姿を見て、さすがにアマリリスも事情を察したか引いています。
しかし、銀狼はやる時はやる男のはずです。
千空たちに何か重要な情報を伝えようとしている様子です。
必死に望遠鏡で読唇しようとする千空。
・・・いや、違いました。
“た・す・け・て”
コハクの叫びを聞いても自分だけ助かろうとするメッセージ。
これにはアマリリスさえ顔を覆ってしまいました。
“ち・が・う・だ・ろ、バカ!!
テメーが助けるんだよ!!”
これには千空ご立腹です(笑)
SSRのスイカ
甲板を視察していたイバラは、銀狼が隠れている樽の位置が小指1本ほどズレていることに気が付きます。
樽に手をかけ顔を近づけるイバラ。
もう銀狼の心臓は緊張のあまりドキドキが聞こえてきそうなくらいです。
その時ガシャンと船内で大きな音がします。
「透明な氷の部屋」ことガラス張りの部屋にいたヤギがぶつかったようです。
初めて見るヤギや珍しい野菜に党首様が喜ぶだろうとイバラはまたもご機嫌の様子です。
間一髪のところ助かった銀狼。
誰かが陽動したとしか思えないガラス部屋の音。
これを見ていた千空は、超絶優秀な奴が一人船内にいることに気が付きます。
しかも、千空たちがペルセウスから陸地に向かうまでの移動手段として使用したモーターボートを見つからないようにカモフラージュまでしていました。
千空の言う「大自然と潜入の達人様」の正体はスイカ。
レベルは龍水たちと同じSSRに匹敵します。
銀狼とのタッグで科学のラボをゲットできるのでしょうか。
次回へ続く。
Dr.STONEネタバレ108-109話のまとめ
銀狼に絶望する千空たち。
そのシーンは
- 銀狼を知る人が絶望する
- 事情を知らないアマリリスも察する
- 最後は全員で絶望する
と伝統的で見事な三段オチでした。
そして千空怒りの顔芸。
連載開始から彼をここまで怒らせたのは銀狼が初めてでしょう。
GGRカードでなぜ全裸なのかは不明ですが、樽の中に隠れていたシーンではちゃっかり食料を確保して籠城するなどサバイバル術は高そうです。
しかしよく見るとスイカが混乱を演出した隙に樽から出てラボに向かっています。
次回のヤル男になれるか期待をしましょう。
キリサメがペルセウスに攻撃したシーンとアマリリスの回想から考えられるのは、石化武器は5年前と変わっていないことでした。
つまり前回千空が推測した3つの仮説のうち、効果範囲の限界、使用者にもリスクがある2つは正しいことが証明されたことになります。
98話のまとめでコメントした横浜市にある日本丸とペルセウスが同じくらいの全長だと仮定すれば、石化の効果範囲は半径150m程度の球体の中だと推定できます。
そして最大の謎についてです。
「何故ヤギは石化していない」
連載初期に戻ります。
3話ではライオンが普通にいました。
これについては効果範囲のエリア外にいたで何とか説明がつくでしょう。
しかし、今回のヤギはペルセウス全体が石化範囲の中にいましたが影響を受けず無事でいます。
ガラスの部屋にいたから無事という理由では、あの時建物の中にいた人間は石化を免れているはずです。
その他、ヤギとガラスを知らない宝島の住民についてです。
この二つは「島から出るな、新しいことをするな」という島の言い伝えが足かせになってしまいました。
105話で催涙弾をアマリリスが“妖術”と言っていたことから、宝島にもクロムのような科学使いがいるかもしれません。
「たら・れば」の話になりますが、もし宝島の住人が島に出てヤギの習性を知り、ガラスが開発されていれば、スイカの陽動もばれていた可能性が非常に高いです。
そのほか百物語についてはこれから語られることでしょう。
来週はスイカ、銀狼の活躍回になりそうです。

⇒『Dr.STONE』110話!科学による魔改造ビューティ!・・
⇒『Dr.STONE』109話!やる男、ついに本気出す!ラボ奪還に・・
⇒『Dr.STONE』107話!考察!宰相イバラ現る!銀狼は現れる?・・
⇒『Dr.STONE』106話!考察!石化のルールとモテるコハクを・・
確かツバメと人間しか石化しないはず