科学王国では石化装置を奪取するための準備が続いています。
フード戦士の衣装を人数分こしらえる杠。
工作機械や陽の射撃訓練のための騒音対策。
石化装置を奪取した後の綱引きのためワイヤーロープの爆誕。
ジャイロ機構の追加と龍水の操縦で安定性が向上したドローン三号機。
そしてパワーチームのメンバーである、金狼、ニッキー、マグマが復活します。
コハクの機転により弟の銀狼がギリ生きているのを知った金狼は、危険が伴うフード戦士の一番槍を荷う覚悟を決めます。
そして科学王国は準備を整えると、千空はインカムを通じて日の出と同時に戦うことをモズに伝えるのでした。
Dr.STONE126話のネタバレ
それではDr.STONE第126話『Z=126 三次元の謀略』の要点をまとめてみます。
タイトルは先週に続き「三次元〜」。
表紙も前回同様に千空、モズ、キリサメといかにも連続性を感じさせる作りになっています。
多少手抜きを感じた読者はご安心を。
先にネタバレですが次回が巻頭カラーなので凄いのを期待しましょう。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
最終決戦は朝日とともに
日の出と同時に始まる三つ巴の決戦。
場所は“海哭りの崖”と呼ばれる絶壁です。
風は強いですがこの波の音ならばドローンの作動音は掻き消されて相手にはバレないでしょう。
科学王国側のフード戦士が進んでいきます。
布陣は金狼を先頭に千空に羽京にクロム。
アマリリスや杠、それにスイカとまさに総力戦の様相です。
フード戦士たちが海哭りの崖に集結したのを伝えるモズ。
それを聞いて石化王国は威勢の良いオオアラシを先頭に大勢の戦士たちが迎え撃つべく進軍してきました。
圧倒的な彼我兵力差にビビるスイカ。
これには千空もガチでバトれば100億%ボコられると言うほどです。
科学王国が勝利するための絶対条件は、キリサメに石化装置を投げさせること。
それを龍水が操縦したドローンで特攻して石化装置を絡めてから、ラボカーに隠れているパワーチームがワイヤー綱引きでぶん取り、最後は陽が銃で制圧するというプランです。
科学王国を殲滅したい石化王国。
石化装置の奪取を目論む科学王国。
石化装置と科学王国もろとも消したいモズ。
ついに三つ巴の最終決戦が始まります。
侮れないフード戦士たち
以前モズが扮したとはいえ、闇討ちされたオオアラシはフード戦士を目の前にすると、歯ぎしりするほどの怒りでソッコーで特攻してきます。
「ミラクルリベーンジ!!」
向こうにしては実は力押しが最善策です。
しかし、それを「任せろ」と金狼が立ち向かいます。
今度はつまらない買収の為ではなく、真の闘いの為、俺の為に、先端が金にコーティングされた黄金の槍を使い、鋭い突きで「俺が護る」とオオアラシを足止めします。
これを見た宝島の戦士たちは、フード戦士は結構強いと警戒をします。
続いて羽京は得意の弓矢で長距離攻撃を仕掛けます。
千空は両手に手鏡を持ち朝日を反射させ、相手に眩しい!妖術かとハッタリをかまします。
各方面でバトルが始まる中、アマリリスたち女性陣に“かかっておいで”と指で指示をするモズ。
八百長という最強ごっこでの接待バトルで、フード戦士が強いと見せるためです。
ペチペチとしょぼい攻撃にもかかわらずモズは大袈裟に押されているフリをして見せると、周囲は1対100でも強い戦士が、1対3で苦戦している!と見事に誤解します。
早速モズは後退するとキリサメに石化装置を投げるよう促すのでした。
三者三様の思惑
目を閉じてと部下たちに指示をして石化装置の投擲準備に入るキリサメ。
茂みに隠れる龍水はそこから投げろとドローンを動かす準備に入ります。
一方モズには別の思惑がありました。
石化効果の及ぶエリア外で、かつ科学王国の連中に一足飛びに位置してドローンを操縦する龍水を倒すつもりです。
「勝ちだよ、俺の」
自信たっぷりに呟くモズでしたが、この作戦はイバラには全てバレていました。
モズがつけていた耳飾りを模したイヤホンと、コハクのそれが同じだと気付いたイバラは何と自分の耳につけていたのです。
自分が最強の理由は圧倒的な戦力を持っていても慎重すぎること。
「勝ちよ、おじちゃんの」
ニヤリとするイバラ。
ついに空中に投げられる石化装置。
翔べドローン!と絶叫する千空にクロムは勝利を確信する。
「しゃぁぁ勝ちだぜ、俺らのよ・・・!!」
果たして最後に笑うのは?
緊迫の次回へ続く。
Dr.STONEネタバレ126-127話のまとめ
「情報を制する者は戦いを制する」
第2部で司帝国と科学王国が戦争した時は、その重要さを知る千空が携帯電話を作成しました。
今回もイヤホンを作成するなど伝達機能に抜かりはないと思っていましたが、イバラにまさかの情報筒抜け状態とは、さすがの千空も想定外ではないでしょうか。
伊達に年を取っているだけはなく、慎重に慎重を兼ね備えていました。
これで千空たちとモズが手を組んでいるのが露呈しました。
海哭きの崖に出陣する前にキリサメを呼び止めたイバラがどのような指示をしたのか気になります。
科学王国とモズのどちらを先に殲滅した方が得か?と考えた場合、もしかしたら石化装置をモズに向けて投げるように命令したかもしれません。
モズが石化して動けなくなった後に、科学王国の連中を圧倒的戦力で制圧する。
ただし、宝島の頭主がイバラによって石化されたという事実を暴露されると、石化王国が一転して内部分裂という状況もありそうです。
というか、戦う前に千空がバラしていた方が良かったような気もしますが。
次回は石化装置を巡って場面展開が早くなりそうです。

⇒『Dr.STONE』127話!イバラの恐るべき計画が明らかに・・
⇒『Dr.STONE』125話!パワーチーム復活!金狼の覚悟!・・
⇒『Dr.STONE』124話!禁断の科学に手を染める?・・