再三再四鴎台のブロックに捕まった東峰。
仲間の作ったビッグチャンスも決められず、これには天を仰ぎ「スマン」と謝るばかりです。
しかし、澤村は落ち込む東峰を見て「世界の終わり顔止めろ」と励まし、菅原に至ってはウシワカや宮兄弟ですら100%決められないのに「調子乗って凹んでんじゃねぇー!!」と叱咤します。
悪い方に思考が働きかけたところをチームメイトが止めてくれました。
そしてコートでは西谷がブロックされた東峰のボールをワンハンドレシーブ。
背中は任せろと言わんばかりのサムズアップでエースを盛り立てます。
強い仲間、信頼できる仲間と1秒でも長くバレーをしていたいと思う東峰には、「自分」という一人だけ信じ切れない奴がいました。
その自分の力を信じきて味方にできるか。
東峰も試合も正念場です。
ハイキュー!!353話のネタバレ
それではハイキュー!!第353話『静かな覚醒』の要点をまとめてみます。
得点は抜きつ抜かれつのシーソーゲームが続き両チームとも17点と同点。
ここで勝負とみたか鵜養コーチは菅原を月島に代えて投入します。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
同級生の激励
同じセッターとして月島に強引ながらにも速攻のトスを上げた影山を褒める菅原。
自分ならばハイセットで上げるしか選択がないと思います。
昼神のブロックに対して絶対速攻で抜くことしか考えていなかった影山。
お前そういうところあるよね、と言いつつ、実は東峰のことを心配していないのは影山でした。
正確に言うと「信じて疑っていない」ようです。
これで菅原も腹を決めてようです。
「俺と影山で決まるまで打たすからなァ」
疲れながらも、「まかせろ」と答える東峰。
昼神や星海を見ながら、自分よりもバレーに費やした時間や執念は敵わない相手がいるのを承知の上で”一体何ができる?”
またもや考え込む東峰。
劇的一打、ブロックをブチ破る、空気を変えるetc。
”とりあえず1点はとれる”
そう決めると東峰は体全体をぐ~っと緊張させて、すとんと緩めます。
点をとる
主審の笛が鳴り菅原のサーブで試合は再開します。
相手コート手前に落ちるサーブは星海に取らせるもので、鴎台は2m白馬のバックアタックで勝負します。
これに対して烏野は、東峰・日向・澤村の3枚による”皿”ブロックでワンタッチ。
観戦する大将は2m選手対策ができている烏野守備陣に少々驚いています。
その様子をネット観戦で見ているのは、春高バレーの県予選で戦った2mの百沢でした。
菅原がボールを拾い上げると影山がトス。
音駒戦で日向に上げたあのハイボールのオープントスです。
行け、行け。
決めろ、決めろ。
鴎台のブロックは昼神を中心にやはり3枚です。
重い重いエースの重圧に東峰は耐えられるでしょうか?
”仲間が重荷であった事があるか”
思いっきりジャンプをしてスパイクの体勢に入る東峰。
誰もが強打かと思いましたが、ボールはふわっと相手コートに落ちていきます。
「ここでブロックの後ろを突くプッシュ~!!」
強力な一撃を予想した黒尾や二口は思わず、ハァ~ッ?!と叫ぶほどのリアクション。
谷地さんは状況が理解できず「!!」「!!」
宮兄弟や宇内たちは対照的に笑っています。
ようやく決まったエースの得点.
興奮した菅原は両手で高くハイタッチ、澤村は力の限りで上から下でのタッチです。
攻撃が決まらず生き詰まった結果“逃げ”のプッシュはよくあるパターンです。
しかし今の攻撃でプッシュは鴎台では予想していないかったようで、星海は超強打が来ると思い、他の選手たちも吹っ飛ばされるスパイクかもと身構えていたほどです。
今までならば明らかに強打のパターンでした。
「ナイスキー」といいながら鵜養ですら強打と思っていました。
仲間の守りと筋肉弛緩。
自分の力が抜けて周りの力みを感じた気がする東峰。
“コートが俯瞰で見えた気がした”
フェイントに秘技「静と動」ですかなと仰々しい名前を付ける日向。
東峰は日向と影山がいつも感じている感覚を知ったような気がします。
点を獲る
得点は烏野18-鴎台17と苦しみながらもブレイクして1点リード。
このブレイクが果たして流れを呼び込む劇的一打となるのでしょうか。
既に後が無いだけに勢いに乗りたいところです。
菅原の2回目のサーブはアドバイス通りに、勝ち急がずネチネチを心懸けます。
「よし、1点獲ろう」
待ちに待ったエースの頼もしい言葉に、同級生二人は満足気な様子です。
一方の鴎台はさらなるブレイクを阻止すべく、一本切るぞ!と気合いを入れ直します。
ハイキュー!!ネタバレ353-354話のまとめ
一歩一歩ではありますが、着実に成長していく東峰。
エース復活を信じている3年生二人をはじめ、信じ切っている影山たち後輩。
きっかけとなるフェイントの東峰のセリフは「とる」でしたが最後は「獲る」と、明らかに心情に変化が生まれているのが分かります。
大将が2m対策が出来ているのを不思議がるシーンは、まさかの百沢が再出演。
放映間近のアニメでいえばセカンドシーズンに登場していましたね。
1点リードしながらも烏野は何度も樹海に風穴を開けることができませんでした。
今度こそ!

⇒『ハイキュー!!』355話!今度は俺たちの番!星海と日向が・・
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