第2セットは中盤にさしかかりました。
鴎台が先行し烏野が追い付く展開です。
東峰にはエースの宿命とはいえ、ブロックされて、サーブの標的にされて、と執拗にマークが続きます。
そんな中、烏野が第2セット唯一にして前衛に最強の2枚が揃う場面では、月島が止めて、影山が上げて、日向がバックアタックを決めるなど、1年生トリオが活躍します。
放送席では「2年後が楽しみ、いや、恐ろしい」とコメントが出るほどです。
ハイキュー!!350話のネタバレ
それではハイキュー!!第350話『自由と不自由』の要点をまとめてみます。
いよいよ350話の大台まで来ました。
表紙の欄外には38巻の告知。
穏やかに、軽やかに、強かに、疾く、高く、強くー。
影山の身体のラインに沿ってロゴやタイトルの配置という、少し変わったレイアウトが特徴です。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
影山の進化が止まらない
得点は烏野13-鴎台13。
一進一退の戦いが続きます。
1年生ばかりに良いところを持っていかれるなと、コートの外から菅原が澤村、東峰に喝を入れていきます。
得点が決められた鴎台は、今のは仕方ないから点を取れるところから取っていこうと諏訪を中心にもう一度整えていきます。
白馬は2mとイカつい身体の割にサーブは極めて普通です。
おそらくバレー歴がまだ浅いからでしょう。
サーブ権は烏野に移り影山の番になりました。
強烈なサーブが来ることを予想して後衛深く構える鴎台。
しかし白馬だけはコートの隅に立っているだけです。
サーブレシーブから敢えて外しているためです。
影山はサーブコントロールも凄いので、白馬は狙われたら一溜まりもないと判断したのでしょう。
あくまでもバックアタックに専念させるつもりです。
さあ、影山のサーブ!
しかし、いつもの威力とは違います。
ここまでとはうって変わって“入れていくサーブ”です。
こっちに来たと慌てる白馬ですが、これならば取れそうだと思わず「オーライ!」と声を出します。
しかし、前には野沢もいることから、ここはやはりバックアタックに専念した方がとレシーブするのを迷い躊躇してしまいます。
「芽王!!」
星海が指示をしますが、ボールは野沢と白馬の間を抜けてコートイン!
何とお見合いです。
このプレイには鴎台のベンチも頭を抱えてしまいます。
そしてここで烏野が逆転しました。
遊びが肝心
お見合いにスマンと謝る野崎ですが、コートの中ではオーライと声をかけた白馬に非があるのは承知しています。
観戦する研磨は今の影山のサーブはお見合いを「誘った」と分析。
放送席も完全に狙ったプレイとだと解説しています。
白馬の意識が攻撃に向かっているところに、自分が取れるボールが来たので迷ってしまったと。
そしてエンドラインをギリギリのコース。
白馬をレシーブに引っ張り出した見事なサーブでした。
本当に末恐ろしい1年生です。
そのプレイを面白くなさそうに見ている二人。宮兄弟です。
「・・・遊んどるわ」
特に侑の方です。
マジメで頭のカタイ影山が第1セットと違うローテにもかかわらず遊んでいると言います。
第1セットを落として第2セットも接戦。
しかも今日は2試合目。
それでも+αを試しています。
合宿から短い間で様変わりした影山に、悔しくて腹が立っているようです。
この活躍には日向も驚くばかりです。
「強いって・・・自由だ」
東峰、心読まれる?
影山のサーブは続き否が応でも周囲の期待は高まります。
行け、行け、行け!
2度目のサーブ。
今度はいつものジャンプサーブと緩急自在の攻撃です。
星海がよく反応しましたがレシーブは乱れて周囲がフォロー。
烏野は鴎台の絡まる守備から抜け出すチャンスです。
野沢のスパイクをブロック、レシーブと根性で上げる田中。
そして月島が東峰にボールを託します。
相手は3枚ブロックですが僅かに隙間が。
東峰はそこを狙ってスパイクを打ちますが、これが罠でした。
諏訪の両手が隙間を塞いでシャットアウト!
またもやブロックに阻まれてしまいます。
“取れるところから取る”という諏訪の頭脳プレーで、わざと隙間を作っておいたのです。
流れを変える特大チャンス。
仲間が作ったチャンス。
ゼッタイに決めて皆の期待に応えたいエース。
宇内は苦戦する東峰の背中を見ながらエールを送ります。
「折れんなよ、エース・・・!」?
得点は烏野15-鴎台15でまたも振り出しです。
ハイキュー!!ネタバレ350-351話のまとめ
影山が手をつけられない状態です。
試合で遊ぶ、というより色々試して自分の可能性を広げることにトコトン貪欲です。
自由なプレイはともすれば自分勝手、ワガママにも見られてしまいますが、結果を残しているだけに凄いの一言です。
対照的に結果が残せない東峰。
ここ2?3週は必ずといっていいほどブロックされるシーンが続いています。
上手く隙間スパイクを狙わせた諏訪の作戦に白馬もビビっていますが、予測不能の日向よりは東峰の方が組し易しと考えているかもしれませんね。
最後の宇内のセリフは、冴子が「?」としていたように、かつてエースならではの説得力を感じました。
「小さな巨人」と言われながらも当時は色々プレッシャーや期待が大きかったことでしょう。
経験者だけに重みがあります。
このセットは同点の繰り返しでしたが、影山のサービスエースで初めて烏野が先に点を取る展開になりました。
ここで一気に攻めていくためには、やはりもう一つ決め手が欲しいところです。
東峰にとってはここが正念場なりそうです。

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