タイムアウト終了後もBJは試合を優位に進めます。
23点目は、ソロコフの変化球サーブをビーチ仕込みで丁寧にオーバートスにて対応する日向からトマスの速攻。
24点目は、「ここぞ!」とばかりに決めた宮侑のツーアタック。
ADもウシワカの強烈なスパイクで日向を吹き飛ばしますが、反撃もここまででした。
25点目は、日向からのトスを木兎のストレートで決めました。
BJ25- AD20。
猛者を求めてカジキ漁業で海を渡る自由闊達な西谷をオーバーラップするかのように、コートを縦横無尽に動き回る日向を見て、山口こう思うのでした。
「強いって自由だ」
『ハイキュー!!』387話のネタバレ
それではハイキュー!!第387話『最強の敵』の要点をまとめてみました。
妖怪世代が注目する2018-19年Vリーグの一戦。
第一セットのラストは、ネットに引っ掛けた影山のサーブを拾った宮侑からのボール。
日向がツーで打つかと見せたスパイクモーションからのレフトへのセットで、まんまとADのブロックは欺かれました。
25点目のボールが脇をすり抜けた、影山の人生がこれから語られます。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
ボールはトモダチ
今を遡ること、だいたい21年と1ヶ月前。
そこには0歳の影山飛男がバレーボールと一緒に戯れて?いました。
当時小学3年生の姉:美羽は、自分のボールが弟によって唾液まみれになるのに怒り、慌てて祖父:一与が引き剥がそうとします。
しかし、飛男はボールをガッチリ掴み離そうとしませんでした。
一与は9人制のママさんバレーボール「北川☆バード」のコーチを務めていることから、両親が仕事で遅い時には、姉弟を一緒に練習する体育館に連れて行ったようです。
3〜4才児でコートの外でボールに触れる日々。
5才の時にはママさんチームの試合があるため、ボールに触れなくても、体育館の色とにおいが好きだと自分から行くように意思を示します。
そして小学2年生で少年チームの「リトルファルコンズ」に入団し、ゲーセンを持っていないとバカにされながらも、姉と一緒に練習に励むのでした。
指針固まる
そんな飛男に転機が訪れたのは、姉が高校進学のタイミングでバレーを辞めると言った時です。
理由は“髪を切りたくないから”
彼氏には「そんな理由くだらない」と言われたようです。
彼氏の存在にダメージを受けた一与は、弱々しくも、自分の「大事」を一番分かっているのは自分だと、美羽の考えを何とか笑顔でサムズアップしながら肯定します。
VリーグのDVDを見ながら飛男は、ボールに一番触れるポジション、セッターを希望します。
そして、バレーの世界選手権を地元仙台で観戦すると、もっと練習がしたいとバレー熱はたかまります。
そんな飛男に対して、一与は練習と同じくらい大切なことだとして、自分自身の「メンテナンス」の重要性を伝えます。
漠然としながらも「めんてなんス」という言葉が刷り込まれた飛男は、季節が移りついにファルコンズのユニホームを手に入れました。
いち早く祖父に見せようしますが、あいにく病院のため不在です。
しかし試合で活躍する飛男が、後半に手を抜いたのを一与は見逃しませんでした。
その行為自体は悪いことだと自覚する孫を見て、強くなれば目の前に強敵が現れて、どんどん試合が出来ると孫に自信を持って語るのでした。
孤独の王様
こうして北川第一に進級した飛男は、バレー部の様子を祖父に語ります。
1年生で180cmある金田一や3年生の上手い及川など。
どうやら及川にライバル認定された飛男はバレーの試合を見たいと言いますが、一与は入院中のため長時間の対応はもはや叶いません。
それでも練習に励む飛男。
しかし、及川たちが卒業すると、金田一や国見らは飛男の練習には付き合いきれないと断るようになります。
そして訃報。
祖父との永遠の別れが訪れます。
それでも一人でバレーに向き合う飛男。
しかしながら、最後は誰も飛男のトスには応えてくれませんでした。
高校は白鳥沢を不合格。
そして烏野高校で運命の出会いが待っているのでした。
最強の味方であればこそ
話はコートに戻ります。
ADホームゲームを完全にBJカラーに染め上げた日向。
“強くなれば、絶っっっ対にもっと強い誰かが現れる”
祖父の言葉を思い浮かべながら、目の前にいる最大のライバルに高揚感から嬉しそうな影山。
遺影の祖父も笑顔です。
『ハイキュー!!』387-388話のネタバレのまとめ
今週のジャンプは影山ファンならばマストバイの1本。
家族構成が不明な影山でしたが、少し年の離れた姉がいたようです。
最後のページで職業はヘアリストと、バレーを辞めるきっかけとなった髪に携わる仕事に就いているとは因果です。
影山がバレーを始めたキッカケや真摯に取り組む姿勢には、祖父から多大な影響を受けたことが分かりました。
ジャンプサーブが得意となった背景には、中学時代に相手がいなくなり1人で出来る練習がサーブだったとは、何となくもの悲しい気がしました。
体育館について、色とにおいが好きな影山と、エアーサロンパスの匂いが好きな日向。
体調管理について、「めんてなんス」の重要性を知る影山と、鴎台戦の反省から取り組む日向。
など、経緯の違いこそあれ、一流の選手には何らかの共通する要素がありそうで比較してみると面白いです。
最後にようやく21年分がタイムスリップして試合会場に戻りました。
次回は第二セットか休憩タイムになりそうです。

⇒『ハイキュー!!』390話!進化したのは烏野コンビだけではな・・
⇒『ハイキュー!!』389話!コートの上での戴冠式!王は三度降・・
⇒『ハイキュー!!』388話!鳥肌が止まらない!影山飛雄発動編・・
⇒『ハイキュー!!』386話!第一セットはBJが先制!そして西谷・・
⇒『ハイキュー!!』385話!躍動する日向に全日本も注目か!?・・
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