スパイカーのご意見を伺うような「お利口さん」なセットをしていた影山は、烏野高校時代に日向たちが貪欲にトスを求めるプレーを通じて、自由にやってもいいんだと枷が外れます。
そんな影山を目覚めさせた張本人である日向に愚痴をこぼす宮侑。
今までも、そして今日も、スパイカー達は最高のトスを待っていることを教えてもらった影山。
脅迫じみた信頼と自負を手に、ロメロやウシワカなど強靭なスパイカーを引き連れてコートを統べる影山に、日向は思わず王の衣と冠を纏う姿を浮かべてしまうのでした。
『ハイキュー!!』390話のネタバレ
それではハイキュー!!第390話『最強の挑戦者・2』の要点をまとめてみました。
タイトルはまたしても「2」繋がりです。
舞台でも使われたこの副題は、最初に登場したのは272話です。
春高時代の烏野VS稲荷崎との試合で使われました。
果たして今回の挑戦者は一体誰になるでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
第2セットはADが奪取
星海の真骨頂ともいうべきワンタッチ攻撃がレフトから決まりました。
これで第2セットの得点は、BJ21‐AD25。
ADは影山の連続サーブによる得点からBJに試合の主導権を渡すことなく、このセットを取り返しました。
解説席では今日の影山の出来が一段とキレがある様に見え、その原因をベテランのロメロだけでなく、元相棒の日向にも引っ張られているようだと分析します。
ネットを挟んで満足そうな表情をする影山。
一方、“たおす、倒す、王様山たおす”と日向は下から見上げるように対峙します。
王様の残像を残しながらコートチェンジすべく移動する影山でしたが、その一瞬表情が厳しくなります。
日向の後方を横切る宮侑が視界に入ったからです。
第3セットが始まりますが、やはり影山のサーブが走られると苦しいBJ。
その影山からのオープニングサーブを今度は日向が後衛でナイスレシーブ。
しかし、宮侑のセットは昼神に読まれて明暗の速攻がシャットアウトされてしまいます。
先制点はAD。
今のブロックは「コミット・ブロック」のようです。
ハイレベルなセッターである宮侑はどこからでも速攻を使い、日向と佐久早によるレシーブ率が高いことから、BJのベンチの指示で狙われました。
はしゃぎ過ぎて頭を抱える宮侑と売店側で見て笑う宮治。
すると影山がまたしてもノータッチエースを決めてきます。
今度は逆サイドと勢いが止まりそうもありません。
今日のBJの攻撃がレフト側から多いことから、レフト寄りの守備陣形の薄いところを突いたのです。
これにはブラジルのエイトールたちも何者だと驚くばかりです。
続く影山のサーブは3回目。
今度は犬鳴が拾います。
宮侑は速攻が読まれているから何だと言わんばかりに、再び真ん中から明暗を使い速攻で攻めるなど怯むつもりは全くありません。
これでBJ1‐AD2。
ド真ん中速攻をやられたらやられた分だけイヤだろうと、セットを決めた宮侑が今度はサーブに向かいます。
はしゃぐ侑
今日の試合はまだサービスエースが2本と少ない宮侑。
高校時代のルーティンワークからエンドラインを起点として歩いて6歩はスパイクサーブの証拠です。
強烈なサーブにロメロのレシーブは乱れます。
ようやくエンジンが暖まったのを実感しながら、宮侑は全然はしゃぎたりないようです。
ADのブロック3枚に対して“まだ真ん中に居たほうがええで?”と背中で圧をかけてきます。
すると今度は中央ではなくレフトの木兎へトス。
ADのブロックは反応が遅れてサイドに振った攻撃が決まります。
「ブロックを振り回す“妖怪世代”二大セッター!!」
これからもチャレンジャー
続けて宮侑のサーブはサーブまで4歩歩いたことからジャンプフローターを打つようです。
今度は星海の前でボールが超変化を起こします。
サービスエースにご機嫌の宮侑。
さらに三度目も4歩とジャンフロのよう…違いました!
強打で前に出すぎたロメロ目がけてジャンプサーブが炸裂します。
強打を繰り出してきた宮侑の活躍で、連続4得点と一気に逆転をするBJ。
“超剛球”のスパイクサーブ。
“超変化”のジャンプフローターサーブ。
今シーズンからはその2つの中間でもある“超ハイブリッドサーブ”も加えてADのレシーバーを襲います。
純粋な威力ならばジャンプサーブが一番ですが、ハイブリッドサーブは打ち出す直前までの動きがジャンフロと同じため、強打か無回転か分かった瞬間にはボールはレシーバーの目の前です。
今の宮侑は“三刀流”。
4回目のサーブを打つため、きゅっと踵を返す宮侑。
宮治が見守る中、今日のこの試合で何をしようか前を見据えています。
『ハイキュー!!』390-391話のネタバレのまとめ
最後のト書きにあるように、6年前、つまり春高時代の選手と同じレベルの選手は確かに一人もいません。
タイトルの挑戦者は、影山に挑みつつ、また新しいことに挑戦し続ける宮侑のことを指しているようでした。
それにしても3種類のサーブを使い分ける宮侑の三刀流は厄介ですね。
ADでもレシーブの上手である星海とロメロの両名がしくじるほどですから。
月島たち現役選手はもちろん、すでにバレーを離れた沢村ですら3種類のサーブ対応力の難しさを実感しています。
三刀流は今シーズンから取り入れたそうですが、この勢いだといずれ「6歩でジャンフロ」の四刀流までマスターしてしまいそうな気がします。
コートを離れてみる宮治も、やはり兄弟の活躍は嬉しいでしょう。
試合は第2セットからのADの流れを断ち切り、序盤の劣勢をひっくり返したBJ。
果たしてこのまま一気に試合が進むのか、次回、ではなく再来週まであれこれ想像しながら「ジャンプ」無事発刊されることを祈りましょう。

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