BW号において物語は現在、下層(第3~5層)の動きを中心に展開中。
ざっくり言うと、シュウ=ウ一家+シャ=ア一家+幻影旅団(ノブナガ・フィンクス・フェイタンのみ?)+ツェリードニヒ私設兵小隊がほぼ協力関係となり、エイ=イ一家を潰すために動いているところです。
その途中で幻影旅団の過去編が始まり、幻影旅団が元々は「劇団」として発足したことが明らかになりました。
しかし団員の1人サラサが無惨に殺害されたことから、クロロが犯人探しと復讐のために“世界中の人間が恐れおののくほどの悪党”として生きる覚悟で流星街のシステムと自分を変えることを決意。
そしてそれに団員たちが賛同したことで、いわゆる現在の幻影旅団の姿に変わった様子が描かれました。
また、この過去編でコミックス0巻に登場するシーラが描かれたことで、クラピカひいてはツェリードニヒなど上層の動きとも繋がってくる可能性も期待される展開になってきたところです。
(0巻はクラピカがシーラと出会ったことをきっかけに外の世界に出る話であり、パイロとの関係性やクルタ族虐殺などクラピカの原点が描かれています)
そして第398話『探索』は舞台が現在のBW号に戻り、ノブナガ・フィンクス・フェイタンのエイ=イ一家アジト探しが再開します!
目次
『ハンターハンター』398話!のネタバレ
それでは『ハンターハンター』398話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
状況をおさらい
まず「3101号室の奥に隠し部屋があるっぽい」という情報を掴み、シュウ=ウ一家の若頭ヒンリギとシャ=ア一家の若頭オウが3101号室に向かったところ、エイ=イ一家の罠が張ってありました。(第393話)
部屋に入ると人が消えるという罠で、恐らく消えた人物はエイ=イ一家の元に飛ばされるであろう、そしてその能力は組員たちの隠し通路代わりにもなっているであろうという推測が立てられました。
そしてその部屋をノブナガ・フィンクス・フェイタンが確認しに来たところです。
3101号室の奥にあるらしい隠し部屋は4~5部屋分はあるだろうということで、3人は隣の3102号室から奥の壁を突き破ってみることに。
するとそこには本当に隠し部屋のような空間があり、直前まで人がいたような形跡がありましたが、すでにもぬけの殻でした。(第395話)
ということで今度は、隠し部屋の方から罠が張られていた3101号室へ侵入し、罠を検証してみることにしました。
罠検証するノブナガたち
3102号室の乗客を利用し検証してみると、入り口(廊下側)の扉から入った場合にのみ罠が発動することが発覚。
ヒンリギたちが来た時には部屋にエイ=イ構成員の分身体がいましたが、それがいなくても罠が発動することも分かりました。
また周囲の状況から「結界形式」ではなく「地雷形式」であると判断。
- 結界形式…札や縄など念を込めた道具で能力発動をサポートし、より広域で複数の罠を張ることが可能。
- 地雷形式…特定の場所に念で直接発動スイッチを設けるもので、強制力が強い分2~3か所が限界であり、出入り地点のどこかに術者本人がいる必要がある。
そして罠の術者がスイッチを入れ直すようなことをしなくても、連続で発動することも分かりました。
結局最善策として導き出されたのは、自分たちがあえて罠にかかり飛んでいくという方法です。
複数相手なので飛んだ先にさらに罠があるという可能性は高いですが。
ヒンリギの提案
そこへ待ったをかけながらやってきたのはオウとヒンリギです。
ノブナガたちはシャ=ア一家と協力関係になっていただけなので、ヒンリギとは初対面。
オウはヒンリギが信頼できる人物だと紹介し、ヒンリギは「旅団と揉める気はない。カキンマフィアが最も大切にしているのは均衡であり、それを崩そうとしているエイ=イ一家を潰してくれるなら協力する」と言いました。
ヒソカに伝えた内容とほぼ同じなので、“カキンマフィアのバランスを取り戻すために尽力するだけ。出来るだけ余計な揉め事は避けたい”というのがヒンリギの一貫したスタンスのようですね。
オウたちシャ=ア一家は以前ヒンリギが接触したエイ=イ構成員2人組の行方を追うそうですが、ヒンリギは旅団と共にアジト探しをするつもりで来ました。
そしてヒンリギがノブナガたちに提案したのは、発信器を飲み込んだ囮がわざと罠にかかり、それを頼りにアジトの場所を突き止めること!
とはいえ相手は虐殺集団ですから、発信器なんて解体されればすぐに見つかってしまうでしょう。
そこでヒンリギは能力によって発信器を生牡蠣に変化させました。
男前すぎるヒンリギ
しかしノブナガは過去にひどく当たった経験があるため貝類がダメ。
フェイタンは他人が触ったものを食べるのがダメ。
フィンクスはそもそも罠に飛び込む気はない。
とのことで揉めるかと思いきや、ヒンリギがすでに自分が囮になることを決めていたようで迷わず発信器牡蠣を丸のみしました。
そしてキビキビと受信器の説明をして「もしやられても発信器だけでも残せるよう努力はする」とだけ告げると、あっという間に罠にかかり消えてしまったのでした。
必要なことだけ喋って即実行するヒンリギの姿勢に、ノブナガも気に入った様子。
というわけで受信器にはさっそくヒンリギからの信号が入り、旅団がこれを元に居場所を探し出す作戦となりました。
ヒンリギノブナガのタッグ結成
狙い通りワープしたヒンリギは例のあの部屋に到着。
ワープ直後が一番危険でしょうから、ヒンリギは到着後一瞬の間もなく警戒してすぐに周囲を見渡しました。
ところがその部屋には誰もいませんでした。
床の血が新しいため、恐らく先にワープしてきた者を尋問して追っ手の存在を知ったのだろうとヒンリギが推測していると、そこへ何者かがワープしてきました。
現れたのはなんとノブナガ!
どうやらヒンリギを死なせたくないという考えもあるようで、疑り深いフィンクス・フェイタンの反対を押し切って飛んできたようです。
ノブナガは改めてヒンリギの名を聞き(先ほどは覚える気がなかった)、「見か動か」の判断をヒンリギに委ねました。
ヒンリギの答えは「動。根拠はない」。
この答えもノブナガは気に入りました。
モレナまであと一歩!?
「動」ということでさっそく部屋を調べ始めたノブナガは、ここがエイ=イ一家のアジトであることを確信しました。
理由はノブナガの刀でも壁が切れない=念でガードされているから。
これほど頑丈であるならば、制約的に術者が近くにいる可能性は大きいとノブナガは考えるのです。
ヒンリギはエイ=イ一家構成員たちがこの罠を隠し通路にしていると推測していましたから、ノブナガの話もあわせて「ここがアジトで間違いなさそうだ」と結論しました。
しかし言い換えればセキュリティも万全ということになりますので、2人はより警戒しながら部屋を調べ進めます。
調査はヒンリギの案で、同時進行ではなく“ヒンリギが部屋にいくつかあるドアを開けていき、それをノブナガが見守る”という形。
気づいたら片方がいなくなっていたという状況も避けたいですし、もしヒンリギが罠にかかってもノブナガに見せることが出来るからです。
その形でシャワー室、バスルーム、トイレ3つとドアを開けていき、最後の扉へ。
この扉は恐らく第394話でエイ=イ一家が「死体処理室(センタクルーム)」と呼んでいた場所だと思うのですが、つまりは隠し通路としてよりモレナに近い場所ということです。
そんなことヒンリギとノブナガは知りませんが、エイ=イ一家も追手に備えて準備を進めていましたから、一体何が2人を待ち受けているでしょうか!?
『ハンターハンター』ネタバレ398-399話のまとめ
今回は過去編から戻り、ノブナガとヒンリギがエイ=イ一家のアジトを突き止めるためにあえて罠に飛び込んだという展開でした。
ノブナガが旅団箱推しのヒンリギを気に入ってくれて良かったです。
フィンクスよりも気が合うようですね。
終始リスクを避ける考えを見せるフンクスよりも、リスク承知で迷いなく状況を進ませることを優先させるヒンリギの方が、ウボォーやゴンといった単純思考を好むノブナガの好みに合うのでしょう。
まあヒンリギがヒソカと接触しつつも旅団には教えずコッソリ逃がしたのは内緒ですけど。
また、ここでノブナガとフィンクス&フェイタンが別れるという展開に。
元々旅団はそれぞれ勝手にヒソカを探すというスタンスで船に散らばったので関係ないかもしれませんが、過去編が描かれた以上「幻影旅団の終わり」に近づいているかもしれませんので注意が必要です。
というわけでノブナガヒンリギがモレナの居場所を突き止められるか、そしてそれをフィンクスフェイタンが追えるかが1つのポイントとなりました。
一方でエイ=イ一家によるツェリードニヒの私設兵捕獲もそろそろ動き出すのではないかと思うので注目していたいですね。
次回も何が描かれるか楽しみですが、引き続きノブナガ&ヒンリギコンビの活躍に期待していたいと思います!

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