前回、死柄木率いるヴィラン連合は、金欠になってしまったせいでいろいろな組織に侵入して強盗を繰り返していました。
宗教系の団体の方が金があると思い、異形排斥主義集団『通称CRC』などにも乗り込んだりしましたが、思いの外収穫は悪く、仲間割れが起ころうとしていた所に怪物ギガントマキアが登場しました。
敵味方関係なくそこら辺の物を破壊しまくるギガントマキアに、誰も手が付けられずに困っていましたが、死柄木達が探していたオール・フォー・ワン付きのドクターからの連絡が来ました。
やっと連絡がついたドクターと、どんなやり取りが行われていくのか!?
早速221話を考察していきましょう!!
目次
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』221話!のネタバレ
それでは『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』221話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
絶望のギガントマキア
死柄木達の前に現れたギガントマキアは、泣き叫びながらそこら中の岩山を破壊していました。
その巨大さと鋼のような肉体から繰り出される攻撃は、全ての物を破壊してしまうんではないかと思うほど圧倒的で、ギガントマキアからしたら他の人間達は蟻を相手にしているような感覚なんではないでしょうか。
オール・フォー・ワンに絶対的な忠誠心を持つギガントマキアは、弱すぎる死柄木達に絶望して受け入れる事に苦しみ、そこら中に当たり散らしてしまうのです。
決して死柄木達が弱い訳ではなく、この場合ギガントマキアが強すぎるという表現の方が正しいのでしょう。
ギガントマキアは複数の個性所持を改造なしで適応し、尋常ならざる耐久力も持ち合わせています。
現に、あの荼毘の攻撃が全く効いていませんでした。
ここまでのギガントマキアを見る限りでは、今の所、限界の見えない化け物にしか見えませんね。
ギガントマキアの手なずけ方
そんなギガントマキアに手を焼いている死柄木達に、ドクターが助け船を出します。
ラジオから流れてきた「マキア」と呼ばれたその声は、オール・フォー・ワンの録音音声でした。
その声を聞いたギガントマキアは、ピタッと攻撃を止めてラジオに食い付きます。
飼い主に忠実な犬のように、ラジオをご主人様だと思っているように大人しくなってしまったのです。
ドクターのおかげでギガントマキアの暴走を食い止める事が出来たのに、死柄木は要らぬ世話だと言わんばかりに、強気な発言で突き返します。
そしてその瞬間、突然みんなの口からヘドロのような物が出現!!
以前、オール・フォー・ワンとオールマイトが戦った時に出て来た、脳無を転送させた個性です!!
転送!ドクターのアジトへ!!
死柄木達がヘドロで転送された先は、ドクターのアジトでした。
最上位(ハイエンド)と呼ばれた脳無達が、培養されているように複数存在し、人体実験を行っているような実に不気味な場所です。
死柄木達も珍しそうに周りを見回しますが、当の本人であるドクターの姿がぼんやりとしか見えません。
Mr.コンプレスがドクターを覗き込もうとした瞬間、ドクターは
「くるな!!」
と言ってもの凄いスピードで椅子ごと奥に隠れてしまいました!!
照れ屋なドクター!?
近づく時は何時なんどきでもドクターの方からだというのが鉄の掟らしく、もしそれを破ったらすぐにギガントマキアの元へ送ってミンチにしてやると、死柄木達を脅していました。
自分からアジトに呼んでおいて「近づくな!」というのは、どうも皆は納得いかないようですが……
顔に傷があったり、移動する時にも椅子から全く動かないなど、ドクターには近づいたらバレてしまうような何か秘密を抱えているように思えますね。
自分はオール・フォー・ワンの側近だと言いつつも、突然氏子 達磨(うじこ だるま)と即興で思い付いた名前を語る所など、自分の身元が割れないようにする事には、かなり慎重になっているようです。
まぁ自分の命に直結する事なので、当たり前といえば当たり前なんでしょうが……
そしてこのドクターもギガントマキア同様、オール・フォー・ワンに全てを捧げる者のようです。
まだ何も成していない20歳そこそこの社会のゴミが何をもたらしてくれるのか、ドクター自身も死柄木を見極めたいようですね。
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』ネタバレ221-222話のまとめ
オール・フォー・ワンが敗北した後にずっと迷走していたヴィラン連合ですが、ここに来てオール・フォー・ワンの側近であるギガントマキアとドクターに遭遇する事が出来ました。
しかしやっと戦力になりそうな二人も、まだ死柄木を信用していません。
オール・フォー・ワンが後継者として認めた存在でも、彼らにとってはその実力を示してもらわないと、力を貸すに値する人間なのか図り兼ねるからです。
雄英高校の生徒相手にいろいろ仕掛けていた事もありましたが、ヴィラン連合としてはまともな結果を出せていないのが現状でしょう。
オール・フォー・ワンが居たからこそそれなりに戦えたというのも事実ですし、死柄木にとっては少し痛い所を突かれてしまったのかも知れません。
結局、弱肉強食の世の中では、弱い者に説得力はありません。
今後のヴィラン連合が表舞台に出て行くには、どうしたって『死柄木が強い』という事を示さなくてはならなくなるので、この辺りが死柄木にとって1つの転機になるのではないでしょうか。
前話であった死柄木の語りでも
『ここからヴィラン連合の成長は加速していく』
という表現があったので、次回はもっとエキサイティングな展開になる事が予想されます。
良い悪役が存在して、初めて良い物語が出来ていくと思うので、今後のヴィラン連合にも注目して次回を待ちたいと思います!!
