ヒーローTOP3の記者会見は、藁にもすがる人々の想いを打ち砕くには十分過ぎる内容でした。
荼毘の告発を認めるエンデヴァーと、父親の件を伏せていたホークス。
ヒーローの引退が後を経たない中、政府と協議の上、ジーニストは守備範囲を狭めたとして、雄英をはじめヒーロー科を指定避難所にしたことを発表します。
怒号が飛び交う会見で、エンデヴァーは非難を一身に受ける覚悟を表明。
一方、デクはA組のクラスメイトに置き手紙を残して、アカデミアを去って行きました。
そして4月。
街を蹂躙するヴィラン。
その様子を虚ろな表情でデクは眺めています。
目次
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』307話のネタバレ
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堀越耕平「ヒロアカ」307話より引用
それでは『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』第307話『おひさ!!』の要点をまとめてみました。
デクがアカデミアから去るという衝撃的な展開からスタートした終章。
様変わりした社会の中で、今回はタイトルに相応しく、敵味方で久しぶりのキャラが再登場します。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
荒れた街
“ダツゴク”が南区に現れ、至急各ヒーローたちには対象区域の警戒に当たります。
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堀越耕平「ヒロアカ」307話より引用
避難を拒む居残りの誘導を手早く解決したい、傑物学園ヒーロー科3年生の2人。
一人は真堂 揺、ヒーロー名はグランド。
もう一人は、中瓶 畳、ヒーロー名はタートルネック。
今残っている市民は筋金入りから避難誘導の困難が予想されます。
ジョーク先生流の爽やかスマイルネゴだと笑顔の真堂に対して、ダメそーに思う中瓶。
とにかく時短だと急ぐ真堂は、市民が籠城している田口ビルへと説得に向かうのでした。
拒まれるヒーロー
ビルに籠城する市民は、真堂たちを見て今度は子どもを寄越してきたのかと、早くも交渉は暗礁的な雰囲気ですが、穏やかに傑物学園への避難を勧める真堂。
しかしながら、代表者をはじめヒーローに対する不信感は強いようです。
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堀越耕平「ヒロアカ」307話より引用
店を襲ったクズも追い返したと、自分の街を自らの手で守ると言い、他人に命を預けるつもりは毛頭ありません。
ダツゴクや脳無はレベルが違うと根気よく説得を続ける真堂。
「暴力」自体を目的とする人離れた連中と戦えば、プロですら命を落とす可能性があるからです。
それでも他人よりも自分たちを信じる市民側は、ヒーローを信じた結果が今に至るとして、話し合いは平行線のまま解決することなく、真堂たちは帰るよう促されるのでした。
復活のマスキュラー
やはりダメだったと戻りながら交渉の失敗をなじる中瓶。
我慢の限界から個性でビルを瓦解させて強制連行させるかと真堂が呟く中、通信基地局の真壁から連絡が入ります。
ダツゴクが真堂たちのいる地点に向かったことを射手が発見。
二人に早く逃げろと命令が下るのでした。
次の瞬間、隣接するビルが真っ二つに分断。
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堀越耕平「ヒロアカ」307話より引用
遊ぼうぜ!
姿を現したのは“血狂い”ことマスキュラーです。
急ぎ応援連絡と市民の避難誘導を中瓶に指示する真堂は、ブッ倒すとマスキュラーに向かっていきます。
久しぶりのシャバの空気に満足げなマスキュラー。
中瓶は急ぎ田口ビルに戻りますが、迎撃に向かおうと静止を聞かない市民たち。
すると、外から戦いの衝撃がビルに響いてきます。
マスキュラーに押し潰される格好の真堂。
話にならないと余裕のマスキュラーは、「ヒーローを見たら10人はいると思え」という格言どおりに、背後のビルにいる人々を発見します。
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堀越耕平「ヒロアカ」307話より引用
抵抗する真堂に対して、1万2千層の筋繊維装甲に覆われた自分にはどんな力でも届かないと無駄を宣言。
とはいえ、真堂も負けていません。
最大威力を出せば、しばらく動けなくなるのは承知の上。
やらなければならない不屈の心こそが、これからのヒーローに求められると個性を発動。
脳みそシェイクしちまえ!と震天動地を最大でマスキュラーに浴びせるのでした。
4thの御加護があらんことを
しかしながら、真堂の最大出力も装甲を増やしたマスキュラーには効果はありません。
白目をむいた真堂にマスキュラーは追い打ち。
血祭りだ!
トドメを掛けようとします。
するとマスキュラーに強烈な攻撃が別方向から飛んできます。
あまりの威力に吹き飛ばされるマスキュラー。
埃が舞う中、気絶した真堂を抱えながら呟くヒーロー。
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堀越耕平「ヒロアカ」307話より引用
「道理で“危機感知”が止まないわけだ」
そのヒーローは、4代目OFAの個性を発動したデク!
自分を捕まえた聞き覚えのある声にマスキュラーは高揚します。
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』307-308話のネタバレのまとめ
ヴィランとの決戦後、すっかり街の様子が一変しました。
道路やビルなど壊れたままのインフラ。
そして変わってしまったのは人々の心も同様でした。
ヒーローに頼ることなく自警団として自分の街を守ろうとする市民。
若いとは言えヒーローの説得に人々が耳を傾けない様子を見ると、本当にヒーロー社会が崩壊したのだなぁと感じずにはいられません。
真堂たちは二人のヒーロー名も明らかになりました。
爽やかネゴシエーションは失敗すると、真堂のダークな一面がチラリとお約束。
そして、もう一人。
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堀越耕平「ヒロアカ」307話より引用
マスキュラーが早くも再登場です。
ビルを破壊しながらと“血狂い”に相応しい禍々しい姿は、真堂の震天動地を繊維強化で防ぐというチートぶり。
収監されて改心したのかと思えば大間違い。
ただ単純に戦いだけを求めるイカレ具合は健在でした。
あわや真堂ピンチという場面では、4thの個性で最後にデクが姿を現しました。
味方を抱き抱えて厨二病気味の影あるセリフと共に真打ち登場。
これぞヒーローの醍醐味。
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堀越耕平「ヒロアカ」307話より引用
マスキュラーでなくてもゾクゾクします。
マスクをしているためか、雰囲気、佇まいが今までと違う印象のデク。
個性の影響で背が伸びた?
落ち着き払った大人の感じがします。
マスキュラーとの再戦は大方予想どおりの展開ですが、2、3代目のデクが継承したかも含めての対決は必見です。

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