海外ヒーローの日本派遣が決定するものの、孤独の戦いに身を投じるデク。
エンデヴァーからは作戦変更の連絡を受けますが、一向に戻る様子はありません。
一般人を助けてもヴィランではないかと勘違いされるほどの禍々しい外見。
焦燥から暴走して独りを望んだ結果、デクは徐々に疲弊していきます。
次は君の番だと、AFO(オール・フォー・ワン)の標的にされたデク。
そこに現れたのは、5年前の無血開城事件に捕まえたディクテイターでした。
個性「独裁」で操られる多くの人々を前にして、デクは手を出すことが出来ません。
それでも大丈夫と意識が朦朧とする中、突然ディクテイターの脳天にA・Pショットが直撃しました。
爆豪参上です!
目次
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』319話のネタバレ
それでは僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)第319話『友だち』の要点をまとめてみました。
1週お休みの復活回はセンターカラーから。
今回含めて3号連続カラーというサービスぶりです。
もう連載も7周年突破かとしみじみ。
自己犠牲が甚だしいデク。
主人公のピンチに駆けつける爆豪をはじめ、級友たちが遂に動き始めました。
久しぶりの再会にデクの反応は?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
クソナードの行方はいずこ?
デクが雄英を離れて数日後。
飯田とお茶子は爆豪たちの話は本当なのかと確認します。
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堀越耕平「ヒロアカ」319話より引用
推測でしかないが、十中八九エンデヴァーたちといる。
爆豪は置き手紙を破りながら、デクのことを“クソナード”と侮蔑します。
寮のロビーに集結するA組のクラスメイト。
常闇はホークス、ジーニストには爆豪、そして焦凍は父エンデヴァーへと、幾度も連絡はしましたが電話には出てくれませんでした。
忙しいとはいえ不自然すぎる行動。
何かを隠しているとしか思えません。
オールマイトも戻ってきないはずだと耳郎の疑問に、そうらしいと肯定する尾白。
授業は停止で、進級は止め置かれたまま。
ヒーロー科の生徒は基本的に寮待機と周辺警備協力。
細かい情報を得にくい環境です。
入院中のデクにジーニストやホークス、そしてオールマイトも接触したはず。
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堀越耕平「ヒロアカ」319話より引用
雄英に近づくことをビビるデクに代わり、コソコソと真夜中ドアに手紙を挟み込んだのはオールマイトに違いない。
爆豪はデクとオールマイトは絶対に組んでいると確信するのでした。
大人と一緒ならばむしろ安心だウィ☆の青島に、ニュースはトップ3のチームアップだけと話す上鳴。
だからこそ。
エンデヴァーよりもデクとオールマイトを知っているつもりの爆豪は、考え得る最悪のパターンを想定します。
連絡手段をどうにかすべきと提案する切島。
ここまで聞いたお茶子は席を立ちます。
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堀越耕平「ヒロアカ」319話より引用
エンデヴァーが雄英卒であることから、何やら強引な策を考えたようです。
校長の謀りごと
そして数日後。
雄英の校長室に呼び出されたエンデヴァーは、自分がハメられたことを悟りました。
後ろにはA組の生徒が勢揃い。
私は常にアップデートすると話す根津校長は、A組生徒との話の余地があると判断したようです。
まずは焦凍。
兄である燈矢を一緒に止めようと言いながら、スルーされたことを父に質問をします。
デクだけを例外扱いすることに救われない気持ちでした。
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堀越耕平「ヒロアカ」319話より引用
デクとオールマイトについて核心をつく焦凍。
返事をしないエンデヴァーですが、その表情はイエス。
爆豪は概ね正しい選択だとする一方で、デクのことを理解していないとエンデヴァーに訴えます。
自分のことを勘定に入れずに大丈夫だとするデク。
同様にして平和の象徴になったオールマイトが、これを止めることは出来ません。
だからこそ2人にしてはいけないのです。
遂にはオールマイトも振り切ったデク。
その報告を事前に聞いていたエンデヴァーは、持っていたGPSをスッと取り出します。
目ざとく気が付いた瀬呂。
次の瞬間には峰田、葉隠、口田も含めた4人が一斉にGPSをエンデヴァーの手から奪い取ります。
瀬呂はたまたまデクと同じクラスになり、口田も1年一緒に過ごしたに過ぎません。
だけどA組は全員でデクと行動を共にするつもりです。
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堀越耕平「ヒロアカ」319話より引用
OFAがどれだけ大きな責任を伴っていようがデクは友だち。
友人が茨の道を歩んでいると知りながら、笑うことは出来ない。
クラスを代表して飯田はエンデヴァーに決意を語ります。
秩序の無い外の世界は危険です。
A組のメンバーを心配するエンデヴァーを見て、大人になったと感想する校長。
デクが雄英に戻りたがらない事を踏まえチームアップを是としましたが、校長は戻ってきてもいいと意外な言葉を発します。
校長にとっては、合格通知を出した以上は守るべき生徒だからです。
避難者の安全を危惧するエンデヴァーですが、校長は敷地面積だけで指定避難場所まで受け入れたわけではないと回答。
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堀越耕平「ヒロアカ」319話より引用
文化祭では出番の無かった“雄英バリア”の真価も伝えようとします。
オールマイトも卒業生。
校長はA組の手で連れ戻すことを期待するのでした。
VSクラスメイト!
爆豪を筆頭に現場に集結したA組のクラスメイトたち。
焦凍に動きを封じられたディクテイターを見て、ダツゴク確保を爆豪に伝える八百万。
独裁の個性が解除されて逃げる一般市民。
一息つくデク。
心配だから来たとお茶子は真剣な眼差しで伝えますが、デクは大丈夫と言うと再びマスクを被ります。
その様子を見て煽る爆豪。
さすがOFAの継承者様。
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堀越耕平「ヒロアカ」319話より引用
それでお前は笑えているのかと、鋭い指摘をするのでした。
皆が笑うため、安心してもらうために行かなきゃならない。
だからどいてよと、デクは実力も辞さない構えです。
オールマイト気取りかと対決姿勢の爆豪。
飯田もデクは変わらないと知ればこそ、やるぞと号令を発します。
気合の入るお茶子。
雨が降りしきる中、デク対A組のバトルが開幕します!
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』319-320話のネタバレのまとめ
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堀越耕平「ヒロアカ」319話より引用
トップ3とデクが組んだことで、A組はもう主要キャラしか出番がないかと思いましたが、全員登場でまずは一安心。
梅雨にセリフが無かったのは少々残念でしたが、口田など喋るシーンが少ないキャラにスポットが当たって良かったです。
状況判断からデクとオールマイトが繋がっていると爆豪が珍しく(?)頭を使った推理をすれば、お茶子が力技とばかりに強引な方法として行動に移すなど珍しい展開になりました。
もっとも、ホークスを「ヘラ鳥」という口の悪さや、八百万に逆ギレする辺りはいつものかっちゃんでしたが。
エンデヴァーとA組の話を聞きながら常にアップデートしている校長。
個性「ハイスペック」は伊達じゃない。
それにしても、オールマイトが生徒時代も校長で、エンデヴァーを「轟くん」呼ばわりする根津は一体何歳なんだ・・・。
エンデヴァーのGPSのシーンは、一見するとボーっとした瞬間に瀬呂たちに取られたようですが、わざと隙を作っていたようです。
4人一気に飛び掛かる辺りに、デクとクラスメイトとの繋がりの深さを感じさせます。
エンデヴァーは自分たちがデクと同じ速さでついていけない代わりをA組に託したのでしょう。
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堀越耕平「ヒロアカ」319話より引用
デクは皆が笑顔でいられるようにと身を粉にして戦ってきたはずですが、次回はその守るべき相手と戦うというのが何とも皮肉。
仲間同士のバトルという燃える展開ではありますが、この矛盾に果たしてデクが気付いているのでしょうか?
歴代OFAの個性を駆使して“疑似オールマイト”ともいえる強さを獲得したデク。
対するA組は生徒たちの連携で勝負かな。
結果的には暴走したデクをA組全員で止めるオチになりそうな予感ですが、この流れで内通者にまで話が踏み込むのかも楽しみです。

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