最新ネタバレ『ヒロアカ』392-393話!考察!人間失格!?異端児トガの哀しき過去!

焦凍の活躍もあり荼毘の自爆は何とか防ぎました。

しかし、群訝の別の戦場ではトゥワイスが無限に増殖しています。

ヒーロー殲滅を叫ぶトガの仕業です。

“哀れな死の行進(サッドマンデスパレード)”の発動により、ピクシーボブの土壁は遂に決壊。

圧倒的な物量で周辺一帯は瞬く間に制圧されてしまうでしょう。

そんな中、「ゼロ・グラビティスペースウォーク」で大量のトゥワイスをかわしながら、お茶子はトガとの会話を試みます。

トガはトゥワイスに出来る事が出来ず、なり切れませんでした。

ヒーロー殲滅の殺意が混在し、純粋な“好き”だけではないからと、その理由を指摘するお茶子。

癇に障ったトガは“うるさい”と激怒します。

 

『僕のヒーローアカデミア』392話のネタバレ

それでは僕のヒーローアカデミア第392話『ヴィラン名』の要点をまとめてみました。

荼毘の爆発を阻止するなど局地戦では勝利するものの、トガの複製により面の制圧では絶望的なヒーロー側。

会話を求めるお茶子を見て、一段とキレるトガの暴走は加速するばかりです。

時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

人質の梅雨

自分の何を知っているのかと、お茶子に対して怒りが収まらないトガ。

すると大量のトゥワイスの中から梅雨が姿を現しました。

梅雨は奥渡島でのダメージが抜けきれず、トゥワイスの群れを上手く捌くことが出来なかったのです。

トガは目を血走らせながら叫びます。

お茶子が何一つ不自由なく過ごしてきたのは、単にルールに合っていただけ。

世の中で生きやすいように生まれてきただけだと、ナイフを振りかざしながら梅雨やお茶子を糾弾します。

 

社会不適合者

話はトガの幼少期に遡ります。

自宅の庭で座り込むトガの傍らにはスズメの死骸がありました。

この光景を見て、トガの両親はドン引きします。

トガがスズメを殺しただけでなく、その血を吸って笑っていたからです。

違うと大泣きするトガは、スズメが庭に落ちていたと釈明します。

実は強い個性を持つ子供にありがちな“倒錯”とは、ヒーロー社会にはよくある現象でした。

トガの両親は娘が普通になるよう、カウンセリングで矯正を試みます。

男女のカップルが手を繋いで歩き、ペットの犬に顔を舐めまわされる男性など、多くの人々が公園で楽しんでいます。

その様子を眺めながら、自分にかけられた言葉を思い出すトガ。

顔がコワーイ、まるで異常者など、普通にしなさいと注意をされていたのです。

気が付けば、咥えていた人差し指からは血が滲んでいます。

「被身子(ひみこ)!」と、友達の血を吸う娘を叱責するトガの母親。

それでもトガは否定します。

友達がケガをしたので血を吸ったと言うのです。

涙を流して衣服を地に染めながらトガは両親に質問します。

みんな好きなものにガマンをしているの?

自分以外の人々が血を吸わないことが、トガにとっては疑問のようです。

この言葉を聞いた母親は泣き崩れ、父親は頭を抱えながら絶望します。

人間ではない子を産んでしまった。

トガの考えは根本から違うと知りゾッとするのでした。

 

無限増殖は止まらない

ナイフを構えるトガにはキュリオスの幻聴が聞こえます。

トガは心にフタすることで自らを抑圧して仮面を作り、自分ではない何者かになったと囁いているかのようです。

お茶子のワイヤーで引っ張られるトガ。

その勢いで梅雨はトゥワイスの群れから脱出する格好となりました。

落下するトガをキャッチしようとする耳郎。

しかしその梅雨は偽物です!

本物を確保していたシンリンカムイが間一髪で耳郎を助けます。

トガの分身は戦闘で飛散した血を摂取して、ヒーローたちまで複製していたのです。

増殖したトゥワイスのほかに、目つきの悪い梅雨や耳郎までもが存在します。

これほどの大量発生に抗うには、ヒーローたちは全員一丸となりバックアップ体制が不可欠な要素でした。

しかしながら、戦場は散らかり欺かれるなどカオスな状況にあります。

最早サッドマンデスパレードを止める術は無いのでしょうか?

 

お茶子への一刺し

ヒーロー殲滅!

無数のトゥワイスが波のように押し寄せる中、梅雨はトガに訴えます。

“ルール”を守ることがヒーローで、そこから外れることがヴィラン。

そう考えていたのが梅雨でしたが、友達のお茶子は違います。

ルールよりもトガに向き合おうとしているのです。

お茶子の選択は、ただ殲滅したり確保するよりも困難な道でしょう。

だからこそ、遅くなったとはいえ、お茶子の話を少しでもいいから聞いて欲しいとトガを説得します。

しかし現実は非情なものでした。

トガはナイフでお茶子の腹部をブスリと刺したのです。

大量に吐血するお茶子。

トガにとってお茶子たちの祝福や喜びとは、何かを感じるものではありません。

構造が違うと断言します。

自分達の尺度で可哀想な人間扱いにするなと、トガは怒りをぶちまけます。

そんな時です。

トガにある記憶が蘇ります。

なぜヴィラン名を名乗らないのか?

タバコを吸いながらリラックスしたトゥワイスからの一言です。

 

『僕のヒーローアカデミア』392-393話の考察まとめ

前回のラストでお茶子が驚いた理由は、どうやら捕まっていた梅雨を見たからのようです。

久しぶりの登場にしては損な役回りの梅雨。

耳郎が騙されたフェイク梅雨の大口開きも、何となくホラーな描写でした。

中々に幼少期にハードモードを過ごしてきたトガ。

依然にかつての住まいを訪れるシーンがありましたが、トガには良い思い出が無かったのも納得です。

嗜好というものは人それぞれです。

もし血を吸うことが大好きな肉親が存在したとします。

皆さんはどう思うでしょうか?

トガを普通にすべくカウンセリングに通った両親の心情も察するところですが、だからとはいえ“産むべきではなかった”までは言い過ぎかな。

今風な表現を使えば、トガの嗜好も多様性とかLGBTQとかで理解を示す人がいるかもしれません。

そんな性癖のトガを受け入れたのがヴィランでもあり、遅いとはいえお茶子も向き合おうとしていました。

そんなお茶子に対してナイフで腹を刺すトガ。

口からの出血ぶりを見る限り、これは大ダメージ必至でしょう。

トガは周囲とは構造が異なると断言します。

もっとも、デクを好きになった行為に言及すれば、お茶子とトガの構造は一緒だと解釈も出来るのですが。

構造が違うから罪に無自覚であり、悪いことをしていない(と思っている)からトガはヴィランを名乗らない。

そんな推察をしたのですが次回はまたも休載。

正解は今しばらくのお預けです。

 

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