いきなりですが最初からネタバレします。
前回の最後のコマでモナが驚愕した料理。
それはドドンッと「お子様ランチ」!!
え?
大事なことなので2回書きます。
「お子様ランチ」!!?
しかもカレーライス?
食戟のソーマ269話のネタバレ
そんな衝撃的なお子様用のカレープレートからはじまる食戟のソーマの269話の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
ところで、先週桂むきした大根や捌いた魚はどこに消えた?
地元の食材を生かした料理?
十傑の勝負料理がまさかのお子様ランチにさすがの女将も??状態。
「この旅館だからこその料理を出すんじゃなかったのか!?」
至極まっとうな質問をします。
そりゃこの一皿に生活や命がかかっている訳だから必死にもなります。
でもマイペース田所はその質問に対しても
「そうですよ?」と何故その質問がでるのか分かっていない様子です。
会話が全く噛み合っていません。
ますます困惑する女将。
板長は乙鳴旅館の食材を使用したまでは理解しましたが、お子様ランチでモナをどうやって唸らせることができるのか、やはりわかりません。
王は食して故郷に帰る
その反応はモナも同様で“真夜中の料理人”に子供向け食事を出してバカにしているのかと問いただします。
このままではソーマたちは奴隷コース決定です。
慌ててそんなことはないと弁明する田所。
頑張って作ったので“どうぞお召し上がりください!”と。
フンと一瞥して田所の料理を口にするモナ。
味を噛みしめしばしの沈黙。
そしてモナの表情が一変します。
気が付くと、緑の静けさ、川のせせらぎなど具現化した景色の中にいます。
料理に使われた素材の背景が見えてきます。
その様子に驚いた女将たちも例のカレーを食べてみます。
“沁みる・・・っ!!!”って板長の頭が!ではなくて
- エビ・カニの出汁が鮮烈
- スパイシーなのに丸みがある
- 素材の持ち味がどっしりと表現されている
その他にも醤油を隠し味に使うなど、子供から大人まで美味しく感じられるようにまろやかに仕上げたと。
大人相手にもかかわらず子供向けまでを考慮した優しい気配りです。
美味しいことには間違いですがモナは想像以上に衝撃を受けています。
「故郷の味ダ・・・・!」
実はその料理はカレーではなく、“ガンボ”というメキシコ湾岸一帯食べられる代表的な家庭料理だったのです。
スパイシーでとろみのあるスープをご飯にかけて食べるようです。
見た目はカレーに似ていますが、カレー粉を使わずオクラなどでとろみを付けるのが特徴。
何故モナの故郷がわかったのか。
何かのマジックなのかと理由を田所に聞くモナ。
曰く、モナの語尾のイントネーションや服装で出身地を想像し、子供の頃に食べたであろう故郷の味を再現したそうです。
モナとマフィアの回想シーンがアメリカ南部の国境付近だったのは、故郷での出来事ということで伏線が回収されました。
月に代わってえりなに代わってお仕置きよ!
ソーマを除く3人が呆気にとられモナはまだ信じられません。
どうやら田所は十傑に入ってからこの数ヶ月「たくさんの」外国巡りをしたようです。
そして、それぞれの地域が創り上げた「故郷の味」を自分の皿に活かして強くなると。
それでもまだモナは納得できていません。
故郷の味を出されただけで何故圧倒されるのか?
その問いに田所が答えます。
モナが求めていたものは、王様として君臨することではないのではと諭します。
何故一流ホテルではなく日本の温泉街が好きなのか。
それは温泉街が懐かしい故郷を思い出させるからだと。
「誰かにただ優しく包み込んで欲しかったんじゃないですか?」
と核心を突きます
もうここまでくるとモナも認めざるを得ません。
母性の慰みを感じながら涙を浮かべて食べている。
これが“ママ”の味。
そしてー。
まさかの赤ちゃんモード―――!
そしてバックには「BABUMI」の文字。
BA・BU・MI!!
バ・ブ・み!
「バブみ」とは相手に母性を感じ幼児退行する”ことです(異説あり)。
モナの表情を見てください。
これがマフィア相手にナイフを突き立てていた男と同一人物とは。
最後は田所が子供に話しかけるように優しく語りかけます。
「あなたを癒してくれる大切な場所」
「それを自分で傷つけたりしちゃ・・・めっ ですよ!」
ソーマの見せ場がないまま温泉街シリーズがエンドに向かいそうです。
食戟のソーマ269話のネタバレのまとめ
前回に引き続きの田所回でした。
でも日本の温泉宿でアメリカの料理をだして“ママの味”って一体・・・。
でもこれが田所のホスピタリティなのです。
今回のお子様ランチ、連隊食戟のどら焼きといい、勝負どころで普通の食事ばかりが多いのは飾らない人柄を表しているようです。
そして明らかになった連隊食戟後の田所の軌跡。
まさか彼女が十傑権限で外国巡りをしていようとは思いませんでした。
卒業したりんどー先輩も同様に外国(主に秘境)に飛び回っていましたね。
先輩は新種発見や希少動物の保護などの社会貢献もありましたが、田所の場合は回想シーンだとラクダにエサ上げたり、サッカーしたり、ソリをしたりですが。
それでも内気で人見知りの彼女にとっては得るものが大きかったと思います。
パニックになると必ずでていた東北弁が今回ありません。
国土交通省まとめによると、訪日外国人旅行者数は2016年が約2,404万人。
2020年には4,000万人を目指して現在様々なプロモーション活動を展開していますが、田所が今回見せた“バブみ”を推し進めれば目標数などあっという間にクリアでしょう。
いずれは東北にある実家の旅館を継いだ時、この4カ月の外国巡りは国際化が進む将来必ずプラスになるはずです。
さて次回への考察。
えりなの期待した「お仕置き」はまさかの赤ちゃんプレイ(笑)でモナを手懐けたので、失踪した宿の人々が帰ってきて一件落着となりそうです。
あれ?
何か大事なことを忘れていませんか?
「誰から食戟の情報を知り得たのか?」です。
劇中モナが田所を何者だと問う台詞がありました。
とすると組織的な情報の共有は無いようです。
そうなると単独犯の可能性もでてきました。
これらの疑問については、バブみで改心したであろうモナの口から答えが聞くことができるのでしょう。

⇒『食戟のソーマ』267話!謎の外国人の正体が明らかに!・・