瀕死の炭治郎が夢を見ています。
夢の中で炭治郎は炭吉として縁壱の話を聞いています。
縁壱が後鬼狩りになった理由が判明しましたが、そこには悲しい出来事がありました。
今回は『鬼滅の刃』186話の内容を、炭治郎の夢の内容を中心にお届けします。
目次
『鬼滅の刃』186話!のネタバレ
それでは『鬼滅の刃』186話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
炭治郎の夢
瀕死の炭治郎は夢を見ています。
手には斧を持ち、家の前で薪割りの最中のようです。
何してるんだ俺は?走馬灯を見てるのか?と戸惑う炭治郎。
そこへ小さな女の子近づいてきて、「とーたん」と袖を引っ張ります。
父さん?俺のことか?とわけがわからないままその子の指さす方向を見ると・・・
そこには始まりの呼吸の剣士である縁壱が立っていました。
必死で炭治郎の心臓マッサージをする村田!
現実の世界では、村田が必死で炭治郎の心臓マッサージをしています!
しっかりしろ!と呼びかけながら炭治郎の蘇生を試みますが、炭治郎は息をしておらず、しかも心臓の音も止まってしまっているように感じて焦る村田。
そこへ、愈史郎と行動を共にしていた隊士が駆けつけました。
愈史郎が鳴女と戦っていたときに「俺を喰え!」といった彼です。
愈史郎ががれきの下敷きになっているので手を貸して欲しいと言われますが、炭治郎も死にそうなので迷う村田。
愈史郎を助ければ炭治郎を手当てしてくれるはずだと言われ、一旦炭治郎の元を離れます。
縁壱の過去・忌み子として生まれた自分
再び夢の世界です。
縁壱が現れたということは、やはりこの人物は炭治郎ではなく炭吉ですね。
炭治郎の意識が炭吉の体に入り込んだ状態のようです。
炭治郎は、十三番目の型について聞けるかもしれない、と考えますが、思ったことを話すことができません。
遺伝した先祖の記憶の夢を見ているので干渉できないのです。
以前も炭治郎は炭吉の夢を見たことがありましたが、今回はあれから二年後のようでした。
再会した炭吉一家が元気でいることを喜び、幸せな人間を見るとこちらも幸せな気持ちになる、と言います。
縁壱は、誰かに話を聞いて欲しかったと、二年ぶりに炭吉の家を訪れたのでした。
縁壱の母親は信心深い人で、この世からいさかいごとが無くなるよう毎日祈っていた。
縁壱が耳が聞こえないと思い、太陽の神様に温かく照らしてくださいと耳飾りのお守りを作ってくれた。
兄も優しい人だった。
いつも私を気にかけてくれて、父から私に構うなと殴られた翌日も、笛を作って持って来てくれた。
助けて欲しいと思ったら笛を吹け、すぐに兄さんが助けにくるからと、赤紫に腫らした顔で笑ったそうです。
黒死牟の記憶とだいぶ違います・・・
縁壱の記憶では、兄は自分のことを思ってくれる心優しい人間だったのですね。
やがて母が亡くなり、縁壱は自分は忌み子だとわかっていたためすぐ家を出ます。
寺へは行かず、どこまでも思い切り走っていきました。
一昼夜走り続けても疲れて足が止まるということはなかったそうです。
縁壱の過去・うたとの出会いと別れ
山の中のこぢんまりした小さな田んぼに、縁壱と同じ年ごろの女の子が立っていました。
女の子は桶を持ったまま長い間立ち続けていたので何をしているのか聞いてみると、流行り病で家族みんな死んでしまい、一人になって寂しいから田んぼのおたまじゃくしを連れて帰ろうとしているのだと言います。
しかし、結局女の子は捕まえたおたまじゃくしを全部田んぼに逃がしました。
「親兄弟と引き離されるこの子たちが可哀想じゃ」
縁壱は彼女と一緒に家に帰り、一緒に暮らし始めます。
彼女の名前は「うた」といい、よく笑いよくしゃべる女の子でした。
縁壱はうたのお陰で、他人と自分の世界の見え方が違うことを知ります。
生き物の体が透けて見える人間などいないということもうたから聞きました。
うたと一緒に暮らすことで、自分は他の人間とは違う能力があることを知った縁壱。
これまでの人生でいつも感じていた漠然とした疎外感の理由がわかった気がしました。
十年後二人は夫婦となり、やがてうたの出産が近づいてきました。
縁壱は出産に備えるため産婆を呼びに出かけます。
日暮れまでに帰るつもりが、途中山の中で倒れている老人を助けて送り届けたため、産婆を呼ぶのは明日にしてその日は急いで帰ることにしました。
帰りは夜になってしまったのです。
うたは、腹の子と共に殺されていました。
鬼狩りとなる
自分が命より大切に思っているものでも、他人はたやすくふみつけにできるのだということを知った縁壱。
十日程ぼんやりして妻と子供の亡骸を抱いていたそうです。
鬼の足跡を追ってきた剣士に、弔ってやらないと可哀想だと言われるまで。
縁壱の夢は平凡なものでした。
小さな家で、家族と静かに暮らしたい。
手を伸ばせば愛する人がすぐに届く距離。
武士の家で忌み子として生まれ、常に孤独を抱えていた縁壱は、うたと出会ったことでやっと掴んだ小さな幸せを鬼によって奪われたのです。
縁壱のところを訪れた剣士は容貌から見るに後の炎の呼吸の剣士のようです。
やがて縁壱も鬼狩りとなります。
鬼狩りは古くからいたそうですが、呼吸が使える者がいなかったため、縁壱が呼吸法を教えました。
柱と呼ばれていた当時の剣士たちは元々炎・風・水・雷・岩の剣術の型を使って鬼を倒していましたが、その型に縁壱が教えた呼吸を上乗せして使うことで力が飛躍的に向上し、すさまじい勢いで鬼を倒せるようになっていきました。
やがて部下を殺された兄の厳勝も鬼狩りに加わり、力を貸してくれるようになったのです。
それから間もなく縁壱は鬼の始祖である無惨を見つけます。
出会った瞬間に、自分はこの男を倒すために生まれてきたのだとわかった縁壱。
次号へ続きます。
『鬼滅の刃』ネタバレ186-187話のまとめ
縁壱の悲しい過去がわかった回でした。
縁壱が鬼狩りになったのは、家族を殺されたからだったのですね。
家族を亡くした縁壱にとって炭吉とすやこは、思い描いた幸せを体現している夫婦だったのではないでしょうか。
そして、笛を贈られたときの記憶が黒死牟とまるで違っていたのが驚きでした!
縁壱にとっての黒死牟は、あくまでも優しい兄という位置づけだったのですね・・・
最後の場面で無惨と一緒にいるのは珠世のようです。
珠世は無惨と行動を共にしていた時期があったのでしょうか・・?
次回も回想が続くと思われますが、炭治郎は十三番目の型のヒントをつかむことができるのでしょうか?
どうやって無惨の毒を克服するのかも気になるところです!

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