炭治郎が人間に戻り、全てが終わってから三か月。
桜が満開の季節の中、蝶屋敷での療養を終えた炭治郎は元の家に戻ることになりました。
今回は『鬼滅の刃』204話の内容を、炭治郎と禰豆子をはじめとした仲間たちの様子を中心にお届けします。
目次
『鬼滅の刃』204話!のネタバレ
それでは『鬼滅の刃』204話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
満開の桜と人間の禰豆子
炭治郎のベッドに禰豆子、善逸、伊之助が集まっています。
善逸と伊之助は眠ってしまっていて、炭治郎と禰豆子は二人で満開の桜を眺めていました。
「綺麗だねえ」と、桜の美しさをしみじみと感じている様子の禰豆子。
悪い鬼がいない世界になりました。
しかし、それと引き換えにあまりにもたくさんのものを失ったのです。
大切な人たちが大勢亡くなりました。
それでも生き残った者たちは生きていかなければならない。
この体に明日が来る限り。
禰豆子は炭治郎の左手を取り、お爺ちゃんみたいにしわしわになっちゃったねと言いました。
腕の上げ下げはできるものの、肘から下の感覚がないそうです。
右目も、形が整っているだけで見えてはいないそうです・・
鬼になったときに一度は回復した左腕と右目ですが、人間に戻った時点で機能しなくなってしまったのですね。
しかし自分のことよりも、禰豆子や他の人たちを傷つけてしまったことを申し訳なく思っている炭治郎。
みんなにも申し訳ないよ、と三か月たっても気にしていました。
そんな炭治郎を、
そんなこと気にする人いると思う?
もう謝るのは なし
次謝ったら、おでこはじくからね
と、たしなめる禰豆子。
そして、お兄ちゃんが人間に戻れて良かった、と言いました。
愈史郎の言葉
愈史郎によると、炭治郎が人間に戻れたのは、しのぶの薬と禰豆子の二つが要因だったのだそうです。
ある夜、愈史郎は炭治郎の見舞いに蝶屋敷を訪れていました。
炭治郎が一番最初に噛んだのが鬼の抗体を持っている禰豆子だったため、しのぶの薬とうまく反応してすぐに人間に戻ることができたのだろうということです。
さらに、一瞬で太陽を克服した炭治郎は、禰豆子よりも鬼の素質があったのだと言いました。
しかし人間に戻ることを選んだ炭治郎。
愈史郎は、これまで見せたことのない優しい表情で、本当によく頑張ったな、と炭治郎をたたえたのでした。
炭治郎が涙を浮かべて謙遜していると、冗談で言ってるんだ真に受けるな、とすぐいつもの冷淡な表情に!
そのまま帰ろうとする背中に向かって炭治郎は
愈史郎さん死なないでくださいね
と呼びかけました。
珠世のことをずっと覚えていられるのは愈史郎だけだから、と。
炭治郎は、愈史郎の様子から何かを感じ取ったのでしょう。
しかし愈史郎とはそれっきりになり、その後の消息はわからないままのようでした。
最後の柱合会議
そして場面は変わり産屋敷邸。
輝利哉、くいな、かなたの三名と、風柱の実弥、水柱の義勇で最後の柱合会議が行われていました。
輝利哉は、鬼殺隊は今日で解散することを伝えました。
そして、長きに渡り世のため人のために戦ってくれたことに対して産屋敷家一族一同、心より感謝しますと、手をついて二人に感謝の意を表しました。
実弥と義勇は、産屋敷家があったからこそ鬼殺隊が存続できたこと、輝利哉が立派に努めを果たしたことを先祖は皆誇りに思っているであろうことを伝えます。
二人の言葉を聞いて涙を流す輝利哉と妹たち・・
まだ十歳にも満たない年齢の彼らが鬼殺隊の最後の戦いを率いたことは、並々ならないことでした。
そして、お互いに笑顔をかわす実弥と義勇。
性格が違いすぎてお互いなかなか分かり合えなかった二人ですが、最後に心を通わすことができたようで良かったですね!!
伊之助とアオイ
蝶屋敷には毎日色々な人がお見舞いに来ています。
元音柱の宇随天元とその三人の嫁、炎柱の煉獄杏寿郎の父槇寿郎と弟千寿郎、そして刀鍛冶の里の人たちや、隠たち。
槇寿郎は、杏寿郎の鍔を付けて戦ってくれた炭治郎に対して感謝の言葉を述べました。
そんな中、伊之助は台所へ・・
食事の用意をするアオイの目を盗んでつまみ食いをしますが、すぐにアオイに気づかれてしまいます。
また盗み食いして!!と怒られる伊之助。
背中を向けているのに何故すぐ気づかれるのか、もしかして強いのか?と焦る伊之助が可愛いです。
アオイは、お腹空いたならこっち食べて、と、伊之助用に用意しておいたおむすびと卵焼きのお盆を渡しました。
自分用に用意してくれていたアオイのおむすびを嬉しそうに食べる伊之助。
人からの優しさを素直に受け取り、それを喜ぶことができるようになった伊之助も成長しましたね。
鏑丸を託されたカナヲ
庭には満開の桜の木の下、カナヲが立っていました。
この桜は初代の花の呼吸の剣士が植えたもので、”必勝”という名前がついているのだそう。
桜を見上げながら、初代の剣士に、鬼を倒すことができたことを教えてあげたい、と話すカナヲを、やさしいと思いながら見つめる炭治郎。
カナヲの目と傷を心配する炭治郎ですが、全然見えないわけじゃないんだよ、傷もいたくないよと笑うカナヲでした。
そしてカナヲの首元から鏑丸がにょろりと現れます。
風柱様がくれたんだ、とカナヲ。
主人がいなくなってしまった鏑丸を預かっていて、カナヲに託したようでした。
昔は表情も乏しく、自分で何も決められなかったカナヲ。
辛いこともありましたが、色々な経験を経て、自分の想いを口にしたり笑顔になれるようになって本当に良かったと思います。
カナエとしのぶは亡くなってしまいましたが、アオイ達や、蛇の鏑丸もいるのでさみしくはないと思います!
禰豆子に謝る実弥、そして・・
そして鏑丸をあずけるために訪れていたらしい、風柱の実弥。
廊下でばったりと禰豆子と出会います。
こんにちは!怪我は大丈夫ですか?
と朗らかに話しかける禰豆子に対して、実弥は少し気まずそうな雰囲気・・
そして、悪かったな色々・・と謝りました。
無惨を倒した後もひと悶着あったようだが、その間自分は寝ていたし、と。
色々、というのは、かつての柱会議のとき禰豆子を殺そうとしたことなども含まれているのでしょうか?
そういう実弥に、禰豆子は
私なんて二年くらい寝てたことありますよ!
お兄ちゃんも戦いの後一か月くらいほとんど寝てたし。
と明るく応えるのでした。
私寝るの好きです、という、ニコニコ笑いながら話すその様子が弟の玄弥と重なり、
実弥はそっと禰豆子の頭をなでるのでした。
実弥の優しい笑顔とそのしぐさにドキドキしている禰豆子!
そして、それを陰で目撃している善逸・・・!!
嫉妬心に燃えている善逸も、すっかり元気なようですね。
そして、師匠である鱗滝さんと義勇も炭治郎たちに会いにきてくれました。
義勇は髪を切って短髪になっています。
右腕がなくなってしまって束ねることができないからでしょうか?
ここでも義勇は微笑んでいて、あたたかい時間が流れています。
新たな出発
そして翌日。
炭治郎と禰豆子、善逸、伊之助の四人は、炭治郎たちが住んでいた家に向かいました。
途中、亡くなった隊士や仲間の墓をお参りしながら家の近くまで来ると、傘を持った人物が。
三郎爺さんです!!
物語序盤で、夜道は危険だからと家に泊めてくれたおかげで炭治郎は無惨の攻撃を受けることなく一命をとりとめたのですよね。
竈門家があんなことになり、ずっと心配していたのではないでしょうか?
炭治郎たちと再会して、抱き合って涙を流す三人。
三郎爺さんも命の恩人ですね・・・
そして、ついに懐かしのわが家へ――
家族が眠っている場所で拝んでから、みんなで家じゅう大掃除をしたり、ご飯を食べたりお風呂に入ったり。
ここだけ見ると、なんだか修学旅行のようで楽しそうです!
そして時は流れて、なんと時代は現代へ!!
次号に続きます。
『鬼滅の刃』ネタバレ204-205話のまとめ
最後の一コマが意外でした!
その後、大きな事件もなく大正~昭和~平成、そして令和へと時代は移ったということでしょうか!?
舞台が現代だとすると、生き残っている可能性があるのは愈史郎くらいでしょう。
一番若かった産屋敷家の子供たちも、元気だとしても百歳以上ですし・・
次回、何が語られるのか?
非常に楽しみです。
そして、今回人間の禰豆子をたっぷり見ることができました。
物語が始まってからずっと鬼だったので、禰豆子ってこんな子だったんだ、と、新鮮な感じでした。
朗らかで優しく、誰にでも好かれる性格ですね。
女性版炭治郎という感じでしょうか!?
産屋敷家の全て終わった、という安堵感と、実弥と義勇の間に流れる穏やかな雰囲気も良かったです。
善逸と伊之助は、あのまま竈門家に居候するのでしょうか?
それとも、一通り片付けを手伝ったらそれぞれの家に帰るのでしょうか。
といっても二人とも帰るあてはないはず・・
どちらにしてもしばらくは一緒に暮らすことになるのでしょうね!
今回は登場人物が勢揃いで、とても盛り沢山な内容でした。
全員が笑顔で、その笑顔が心に沁みる回でした。
次回、どんな未来が語られるのか・・楽しみですね。
▶▶鬼滅の刃23巻(204話)を読む(幸せな気持ちになりました)

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