アマゾン奥地のストーン・サンクチュアリであるアラシャ。
スタンリーよりも早く目的地に到着した千空は、防御柵に石垣とガチガチに固めた砦を建築します。
スタンリーとの最終決戦は不可避。
千空たちはスタンリーを倒して、今後の航海のためペルセウスを取り戻そうとします。
スタンリーも千空たちを倒して、大将であるゼノを取り戻そうとします。
千空は高見櫓のある「メデューサの砦」を建造してスタンリー迎撃に備えます。
目次
『Dr.STONE(ドクターストーン)』185話のネタバレ
それではDr.STONE(ドクターストーン)第185話『Z=185 美しき劈開面』の要点をまとめてみました。
頑張るカセキが珍しく扉絵です。
職人と科学者。
お互い目指すのは、積み上げた努力とさらに上。
メデューサ再起動に進展はあるのでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
根性の職人
完成したメデューサの砦。
その作戦はスタンリーたちが攻めてきたら、発見した者が石化タワースイッチオン。
「3000m、1second!」の音声入力により、敵味方とも一旦全員が石化します。
その後は遠く離れていた監視役によって、復活液で味方のみを石化解除するというプランです。
残る問題は石化タワーとなりました。
メデューサの再起動さえ出来れば科学王国の勝利は確実になります。
そのメデューサの分解作業は、カセキが山盛りのサンプルを失敗しながらも根性で分解に成功します。
あとはダイヤ電池の取り付けですが、やはり数千年前のメデューサでは動きません。
つまり、カセキがガッツを入れて、完璧に同じ形の新品ダイヤ電池を作るしかなさそうです。
劈開面にヒントあり
一方、ゼノ根城でもジョエルによる懸命の研磨作業が続いていました。
しかしメデューサは起動しません。
形もサイズも完璧なはず。
ジョエルは自分の腕による細工でダメならば、世界の誰も削れないと思っています。
ジョエルとカセキはどうやら同じ考えのようです
「普通のダイヤじゃ無理なのか?」
「どこが違うの?」
無駄骨感モリモリだと思いつつもカセキは頑張ります。
すると千空は1㎜も無駄骨でないとカセキに声をかけます。
ジョエルとカセキが作れないということは“何かが間違っている”ということです。
その情報が値千金だと珍しく励ますのでした。
エラーの蓄積は停滞ではなく前進だと前向きな龍水。
確かにエラーという点では、カセキのダイヤ電池は元からメデューサに入っていたダイヤよりヤベーほど丈夫だと確認するクロム。
それを聞いてハッとするカセキ。
普通ならば割れない向きにダイヤを加工するはずですが、メデューサの電池はイイ感じで叩くと全て真ん中で綺麗に割れてしまうのです。
これを見た千空とゼノは、頂点を結ぶ線上に劈開面が走っていると理解して、その導線に何かが流れているのでは推測します。
檄ムズ加工ながらも燃えるカセキ。
ここにきてダイヤ電池の構造が見えてきた科学王国。
後は時間との戦いになりそうです。
問われる倫理観
着々とスタンリー撃退の準備を整える千空たち。
復活役の別動隊はスイカが任命されました。
隠れるならば得意だと意気揚々のスイカ。
フランソワも同行してスイカの生活をサポートします。
川の近くを隠れ場所として提案するフランソワ。
水なしには生活は困難で、またスタンリーたちも必ず川を遡って上陸すると予想したからです。
すると早速に大樹の上で三隻の小舟を発見したスイカ。
スタンリー部隊が銀狼と松風を連れて上陸してきました。
最後は火力勝負として、千空たちがアラシャに到着したことを疑わないスタンリー。
発見したフランソワたちですが、千空への通信は最後の手段であくまでも慎重な姿勢です。
背後に毒蜘蛛が迫りますが軍隊アリの忌避剤で危機を回避するフランソワたち。
その毒蜘蛛はターゲットを変更して、スタンリーの部下であるシャーロットを噛んでしまうのでした。
全身が激しい痙攣に襲われるシャーロット。
毒に侵された時の最後の手段として、千空からニトログリセリンが染み込んだバッチを手渡されていたフランソワ。
体に貼るだけで心臓が復活しますが、作戦のキーであるフランソワは助けるべきか判断に迷っています。
しかし、助けに飛び出したのはスイカでした。
緊急措置を施してパッチを貼り蘇生したシャーロット。
一方、砦ではゼノが千空たちを躊躇なく皆殺しにすると予想します。
倫理観の問題ではなく、それが軍人であるスタンリーの仕事だと話すゼノ。
千空たちの弱点は美しい綺麗ごとを並べている、実に脆い劈開面だと断言します。
敵は助けたものの、スタンリー部隊に発見されたスイカ。
FREEZE(動くな)!
木の影に隠れて様子を見るフランソワ。
このピンチにどう動くのでしょうか?
『Dr.STONE(ドクターストーン)』185-186話のネタバレのまとめ
珍しく人を励ます千空にウラがあると深読みコハク。
ルーナも驚くように普段の千空がどう思われているかが分かります(笑)
前半は頑張る職人のお話です。
マニュアルも何もない状態にありながらも、一から築き上げるその努力。
トライ&エラーとは停滞ではなく成功に至る愚直なまでの一歩です。
今回はスタンリー軍で毒蜘蛛に噛まれたのは恐らくシャーロット。
千空&龍水とのドッグファイトでスタンリーの代理パイロットとして活躍し、ゼノのモールス信号をメモっていた女の子でしょう。
一見するとピチピチのゴムスーツを着用しているようですが、ゴムは千空が南米に上陸してから。
アマゾン進行の際に千空はゴム靴で危機を回避していましたが、スタンリー側はその対策が出来ていませんでした。
最後は倫理観について。
軍人としては人殺しも任務。
それには千空も否定はしませんでした。
しかし、ゼノに科学王国の理想が脆い劈開面だと指摘された千空は違いました。
怒りを内に秘めた怒りのような表情でした。
これが大人の考えとの温度差なのでしょうか。
目の前にいる人間が瀕死の状態にある。
救助に向かったスイカの行動は、幼いながらも確かに賞賛すべきです。
しかしながら、この行動により結果的に多くの仲間が死に至る危険を招きました。
このまま隠れてやり過ごすという方法もありました。
敵味方以前に人としてどうあるべきか。
フランソワ、そしてスタンリーたちに突き付けられた命題は大きかったりします。

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