突如南米上空で発生した謎の発光現象。
「その日、世界中の人間は全て石になった!!」
地球との連絡は取れず、人類の生き残りはISSに滞在していた6人だけになりました。
百夜たちは地上の人々を救うべく、自力型AIレイと共に地球帰還作戦のミッションが今始まります。
目次
Dr.STONE(ドクターストーン) reboot:百夜 2話のネタバレ
それではDr.STONE(ドクターストーン) reboot:百夜 第2話『Z=2 うずらの卵投げ』の要点をまとめてみます。
外伝の短期集中連載の第2回目は、本連載の44話で深くは語られなかった宇宙飛行士たちの物語を中心に描かれていきます。
大破局の地球に帰還すると決意した百夜の心情に注目です。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
日本への帰還
リリアンを除く5人の宇宙飛行士たちは、地上からのサポート無しで目的地にピンポイントで着地するのが如何に困難なのかを承知している。
例えるならば富士山の頂上から鹿児島県にある学校にうずらの卵をピンポイントで投げるようなものです。
その上、目的地はソユーズで一度も行ったことがない日本。
まずは百夜がランデヴーサイトで千葉県九十九里浜近海の提案に、リリアンを除く5人全員博士号の宇宙飛行士たちが納得します。
千空に探すために近い理由もありまが、百夜も承知しているように、このキモは着地点の誤差を如何に減らせるかにあります。
宇宙から地球へのピンポイント着地はそもそも無理ゲーなので、本来ならば広い更地に着地して外部からのレスキューを待つのですが、今回それは期待できません。
最悪岸まで気合いで泳ぐという、それこそ無理ゲーになりますが、そうならないために百夜は地球帰還ロードマップを全員に示します。
繰り返し繰り返し
着地の誤差を減らすためのシミュレーションによる検証の繰り返し。
適切な軌道離脱と適切な進入角度の割り出しを導くため、百夜の見立てでは少なくてもシミュレーションは都合4回ほど必要のようです。
第1段階はISSとソユーズの分離について。
第2段階は分離後の方向調整とソユーズの位置調整について。
第3段階はメインエンジンを作動させて、逆推進について。
ここまでが宇宙空間です。
その後ソユーズは着陸船と先端部は分離。
先端部はそのまま大気圏で燃えてしまいますが、着陸船は地上に向けて大気圏突入となります。
しかし大気の摩擦熱で必ず大きな誤差が出るため、最後のシミュレーションをここで行う必要があります。
第4段階はISSからの受信信号を受けた手動でのパラシュート展開について。
あまりのスケジュールに呆然とするクルー。
計算はPCとしてもプログラムを作るのは人間です。
しかし、できるまで∞に繰り返し行う。
科学はだからこそ面白いと言う百夜にクルーが全員反応します。
その言葉に刺激を受けたヤコフは興奮のあまり服が弾けばします。
すると今までの腰抜けぶりは何処へやら、テキパキと各人をチームごとに選別します。
コニーとリリアンは地球に運ぶ物資選定とデータ収集チーム。
ダリヤとシャミールは宇宙船のプログラミングチーム。
百夜とヤコフがシミュレーションセッティングチーム。
そして石化から14時間が経過しましたが、いくらシミュレーションしても着地点の誤差を減らすことが出来ず、行き詰まりを見せ始めました。
やはり大気圏での不確定要素が多いのです。
不安なコニーは当初予定通りカザフスタンへの着地を促します。
シャミールはリーダーでもない百夜の提案が正しいのか疑問を持ち不穏な空気となりますが、まずは食事と休養で落ち着くようにと仕切ったリリアンがその場を納めました。
レイが勝利の鍵だ?!
しかし、百夜は何か方法がないかと考えているうちに眠ることが出来ないようです。
千空ならは全人類を救うと言いながら、それは言い訳に過ぎない。
本音は死ぬほど息子に会いたくて仕方がないのです。
石化から20時間が経過。
百夜は着地の誤差を減らすため、超高性能CPを内蔵したレイをシミュレーションに組み込むことで、大気圏密度そのものを計算する方法を思いつきます。
“一見ムチャクチャでも本当に正しい道を探す”
百夜のバイタリティある行動を見つめるシャミールがそこにいました。
Dr.STONE(ドクターストーン) reboot:百夜 のネタバレ2-3話のまとめ
最初のコマでラーメンをすする百夜。
本編で百夜がシャミールにオススメした一品で、千空と通いつめた人気店のものでしょう。
百夜とシャミールが仲違しそうな回でしたが、あのラーメンと45〜46話あたりを一緒に読むと色々繋がっているのが分かるはずです。
また科学ロードマップや「チーム」という分類分けなど、これも本編でお馴染みの描写やセリフが所々に隠れいるので探してみるのも面白いと思います。
例えば興奮して服が破けるヤコフは、風貌といいカセキ爺さんの祖先でしょう。
それを見て「ハ!」というダリヤのセリフは、コハクの口癖を彷彿とさせます。
顔立ちからルリやコハクはリリアンの系列かと思いますが、ダリヤの血筋も受け継いでいる可能性もあります。
百夜の日本帰還に疑問を持つシャミール。
強引とも思える千空推しの理由は「息子に会いたい」という親ならは当たり前の感情からによるものでした。
結果的に3700年後に日本に帰還したことが正しかったことが証明されました
次回はレイのおかげでシミュレーションをクリアした百夜たちの大気圏突入ミッションかな?
オマケ:再び地球へ①〜傑作機ソユーズ〜
reboot前半の舞台となるソユーズ。
ロシア語で「団結」とか「同盟」という意味です。
さすが共産主義。
旧ソ連技術の結晶ともいえる宇宙船の完成は何と1960年代です。
もちろん、機体のCPやエンジンはその時代の最新版にアップデートされているはずですが、基本デザインは50年以上も前に完成されていたことに驚きです。
全長はわずか8m弱と最大乗員数は3名と、37mもあるスペースシャトルよりも小型ですが、なんといっても安全性の信頼は高く、伝い捨てゆえにコストが安いのは魅力的。
何度も再利用するために高額な材料・材質を使用しているスペースシャトルとは根本が異なります。
機体構造は先頭が丸い形状をした軌道モジュール、真ん中が地球への帰還モジュール、後部には左右に展開した太陽電池にエンジンの推進モジュールの3つから。
現在のストーリーは軌道モジュール内でのお話です。
ちなみに大気圏突入時には百夜のロードマップにあるように帰還モジュール以外燃え尽きてしまいます。
日本人で初めてソユーズに搭乗したのは1990年の当時TBS職員の秋山豊寛(あきやまとよひろ)氏で、記念すべき第一声は報道局の人間らしく「これ本番ですか?」と名言?迷言?を残しました。

⇒『Dr.STONE reboot :百夜』4話!ありがとうレイ!・・
⇒『Dr.STONE reboot :百夜』3話!さらば宇宙よまた逢う日まで・・
⇒『Dr.STONE reboot :百夜』1話!人類を救う6人+1台の物語・・